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仲間外れは石破派のみ!
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安倍晋三首相が2月6日夜、自民党全7派閥のうち石破派を除く6派事務総長と首相公邸で会食したことが分かった。
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昨年の党総裁選の慰労が目的という。同党関係者が7日、明らかにした。参加したのは、総裁選で首相を支持した細田、麻生、岸田、二階、石原の5派と、自主投票だった竹下派。4月の統一地方選、夏の参院選に向けた対応や、今後の国会運営などについて意見交換したとみられる。
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これに対し、除外された形の石破派からは「選挙の年に何をやっているのか」(若手)と批判の声が上がっている。
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安倍晋三首相は首相が石破茂元幹事長を破った昨年9月の党総裁選の慰労会として事務総長側が持ちかけた。
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出席者によると、会合では夏の参院選が話題になり、首相は「少しのことでひっくり返るから厳しい」と引き締めた。毎月勤労統計の不正調査を巡る国会論戦に関しては「内容が難しくて国民に伝わっていないのではないか」という意見が出た。
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岸田派の望月義夫事務総長は石破派の田村憲久事務総長に「誘えなくて申し訳ない」と電話で事前に連絡したという。
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自民党の石破茂元幹事長は10日、安倍晋三首相が党大会の演説で「悪夢のような民主党政権」と述べたことについて、「過去に終わった政権のことを引き合いに出して『自分たちが正しいんだ』というやり方は危ない。国民が求めているのは民主党に対する批判ではない」と批判した。
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首相が景気回復を強調したことに対しても「国民一人一人の実感と、自民党の言っていることが乖離(かいり)を起こさないようにしていかなければいけない」と指摘した。
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また、首相が党内7派閥のうち石破派を除く6派事務総長と首相公邸で会食したことに関し、「どんな意図があったか知らないが、堂々とやるべきだ」と苦言を呈した。
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