アクセスカウンター
   2019.01.08.
   ロシア海軍:北方艦隊の役割は北極海の護り!
   .
北極海の氷が溶けると軍事にも影響が!
.

中国も資源開発で虎視眈々と!

.
.
 2015年末時点で、航空母艦1隻、弾道ミサイル原子力潜水艦13隻、巡航ミサイル原子力潜水艦9隻、攻撃型原子力潜水艦18隻、通常動力型潜水艦22隻、巡洋艦6隻、駆逐艦18隻、フリゲート10隻、コルベット46隻、高速戦闘艇21隻、戦車揚陸艦19隻を含む艦艇を保有している。航空機は、戦闘能力を有する固定翼機186機、回転翼機185機を保有する。
.
 海軍人員は、現役総員約14万8千人で、海軍航空部隊約3万1千人、ロシア海軍歩兵(諸外国の海兵隊・陸戦隊に相当)約3万5千人、沿岸防衛陸上部隊(地対艦ミサイル・沿岸砲運用部隊)約2千人が含まれる[1]。艦艇乗組員の大半が志願兵を占め、2017年時点で潜水艦は100%、水上艦艇は90%が志願兵となっている。
.
 2020年までに約4兆5,000億ルーブルを投入し近代化する予定である。軍用艦51隻、通常潜水艦16隻、戦略潜水艦8隻の調達を表明している。
.
 重要海港として、黒海沿岸にはノヴォロシースク、バルト海沿岸にはサンクトペテルブルク、カリーニングラード、太平洋岸にはナホトカ、ボストチヌイ、ウラジオストク、ワニノ、ペトロパブロフスク・カムチャツキー、北極海沿岸にはムルマンスク、アルハンゲリスクがある。重要な河川港として、ルイビンスク、ニジニ・ノヴゴロド、サマーラ、ヴォルゴグラード、アストラハン、ロストフ・ナ・ドヌがある。しかし、国土が高緯度にあるため、上に挙げた港のうち海港の不凍港は、バレンツ海沿岸のムルマンスク、バルト海沿岸のカリーニングラード、太平洋岸のウラジオストク、ナホトカ、ボストチヌイ、ペトロパブロフスク、黒海沿岸に限られる。
.
 周囲の各内海は、孤立しており直接は接していない。また2つの大洋も、冬季は凍結により著しく連絡が困難になるという特徴を持っている。
.
 「バレンツ海を含む北極海と大西洋は北方艦隊」、「バルト海はバルト海艦隊」、「黒海は黒海艦隊」、「太平洋は太平洋艦隊」、「カスピ海はカスピ小艦隊」が管轄している。黒海艦隊は地中海に、太平洋艦隊はインド洋にも度々展開している。
.
 ロシア海軍増強は対欧米だけではない、軍事国家としての中国に対しても牽制となるからだ。
.