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   2018.12.25.
   中国:瀬取り監視のカナダ機・妨害!
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日豪などにも迷惑行為!
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 カナダの公共放送CBC(電子版)は12月21日までに、北朝鮮による洋上での密輸取引「瀬取り」を防ぐため警戒監視活動を行っていたカナダの偵察機が、中国空軍機から飛行妨害を受けていたと報じた。カナダ軍のジョナサン・バンス参謀総長がCBCのインタビューで明らかにした。
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 バンス氏によると、飛行妨害は10月に朝鮮半島近くの公海上で発生。カナダの哨戒機「CP140」が北朝鮮の貨物船やタンカーを監視していたところ、中国空軍機が接近し、進路を妨害。この際に、「不適切な無線交信や、不当な挑発を受けた」としている。
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 中国空軍機は直接的な危害を加えることはなく、カナダの偵察機に被害はなかった。バンス氏は、警戒監視活動を行う日本、オーストラリア、ニュージーランドも中国から同様の迷惑行為を受けていると明らかにした。
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 CBCがカナダ国防省に確認したところ、カナダは10月に警戒監視活動を12回実施。うち8回の活動中に、計18回にわたって中国空軍機と遭遇したという。
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 国連安全保障理事会は対北制裁決議で瀬取りを禁じており、日米やカナダなどが上空から監視活動を行っている。カナダ外交筋は、朝鮮半島近海を支配下にあるとみる中国側が、近海での監視活動に圧力をかけているとみて警戒して いる。
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 カナダ軍のジョナサン・バンス参謀総長がCBCのインタビューで明らかにした。
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 バンス氏によると、飛行妨害は10月に朝鮮半島近くの公海上で発生。カナダの哨戒機「CP140」が北朝鮮の貨物船やタンカーを監視していたところ、中国空軍機が接近し、進路を妨害。この際に、「不適切な無線交信や、不当な挑発を受けた」としている。
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米NBCニュースは12月14日、複数の関係者の話として、北朝鮮が国連安保理決議に基づき輸入が制限されている石油を密輸するため、洋上で貨物を積み替える「瀬取り」の方法を変更していると報じた。別の海域で瀬取りを行い、日米などによる監視網をすり抜けようと試みているという。
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 NBCによると、米軍のインド太平洋軍がまとめた最高機密扱いの分析は、北朝鮮船舶が9月以降、瀬取りを行う海域をそれまでの朝鮮半島近海から、より沖合へ移していると指摘。他国の領海内で行うこともしばしばある。
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 また、監視の目を逃れるため、より小型の船舶を用いるようになっている。そうした変更の結果、瀬取りの頻度を上げざるを得なくなり、密輸コストが上昇するとみられている。
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