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   2018.12.23.
   青森県・駒込ダム本体工事:最低札は前建JVだが!
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入札には6JV が参加!
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低入札価格調査で落札決定・保留!
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 青森県は、12月14日に開札した駒込ダム本体建設工事のWTO総合評価一般競争入札について、応札状況を公表した。入札には6JVが参加。県は開札後、直ちに落札決定を保留したが、理由は明らかにしていない。複数の関係者によると、「総合評価値が最も高いJVを含め、数JVの応札額が調査基準価格を下回った模様だ」という。その場合、総合評価値が最も高い応札者から低入札価格調査を行い、落札決定する。 
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<駒込ダム本体建設工事の応札状況>
予定価格の280億8460万円
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最低札は
・前田建設工業・佐藤工業・西田組JVの229億6359万5615円(税別、以下同)、落札率は81.766%だった。
次いで
・飛島建設・東亜建設工業・大坂組JVは229億6600万円で同81.774%、
・西松建設・戸田建設・藤本建設JVは229億7235万円で同81.797%、
・熊谷組・大豊建設・志田建設JVは229億8100万円で同81.828%、
・安藤ハザマ・日本国土開発・鹿内組JVは234億円で同83.320%、
・竹中土木・TSUCHIYA・青洋建設JVは262億円で同93.290%。
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 総合評価値は、価格評価点(70点満点)と価格以外の評価点(40点満点)を加えて算出。
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 価格評価点は、入札価格が低いほど大きくなるが、調査基準価格未満の場合は上昇幅が小さくなる算定式となっている。直接工事費などの数値的判断基準を下回った場合は失格となる。
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 価格以外の評価点は、技術能力評価(10点満点)と技術提案(30点満点)からなる。
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 同ダムは青森市中心部を流れる堤川水系の治水対策の一環として、堤川支流の駒込川上流に築造する多目的ダム。洪水調節により駒込川および堤川沿川住民の生命・財産を洪水被害から守るとともに、既得用水の安定化や河川環境の保全、水力発電などを行う。
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<概要>
重力式コンクリートダム
堤高84.5m、
堤頂長290.1m、
堤体積31万7000m3、
総貯水容量780万m3
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工期は20131年11月28日まで。
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本体設計は建設技術研究所が担当。
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工事場所は青森市大字駒込。
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