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武被告ら起訴内容を否認・無罪主張!
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商社の男性を脅し、組合の加盟業者と契約を結ぶよう迫ったとして恐喝未遂の罪に問われている裁判の初公判。
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大阪・西区にある関西の生コンクリート業界の労働組合、「全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部」の執行委員長、武建一被告は、組合の幹部3人などとともに2017年3月以降、滋賀県内での建設工事に関わっていた大阪市の商社の男性に対し「大変なことになりますよ」などと脅し、組合の加盟業者と契約を結ぶよう迫ったとして恐喝未遂の罪に問われている。
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11月2日、大津地方裁判所201号法廷で15:00から開かれた初公判で、武委員長ら4人は「脅迫をした事実は一切ありません」と述べ、無罪を主張した。
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準大手ゼネコン(フジタ)が滋賀県東近江市内で進めていた工事をめぐり、湖東生コン協同組合(同市)の加盟業者と生コンクリートの供給契約を結ぶようゼネコン側を脅したとして、恐喝未遂罪に問われた全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部(関生支部)の執行委員長、武建一被告(76)=大阪府池田市=ら幹部4人の初公判が大津地裁(今井輝幸裁判官)であった。4被告とも「そういう事実はない」などと起訴内容を否認した。
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この日、初公判が行われたのは武被告のほか、関生支部の副執行委員長、湯川裕司被告(45)=京都市、同執行委員の松尾紘輔被告(37)=京都市=と城野正浩被告(57)=兵庫県西宮市=の3人。
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検察側は冒頭陳述で「関生支部は武被告の指揮のもと、関西各府県の協同組合と業務提携し、それらの協同組合に加盟していない業者を排除することで報酬を得ていた」と指摘。そのうえで、「武被告は平成28年末、組合員を使って工事現場で建設会社などに嫌がらせをして、組合の加盟業者から生コンクリートを仕入れるようにさせ、その売り上げの一部を報酬として得ていた。商社の男性に対しても組織的に嫌がらせを繰り返した。湖東生コン協同組合から東近江市の倉庫建設工事の契約の獲得を依頼され、了承した」とした。
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起訴状によると、武被告らは共謀し、準大手ゼネコンが進めていた東近江市の倉庫建設工事をめぐり、同社関連会社の商社支店長に対し、「大変なことになりますよ」と脅すなどしたとしている。
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<新聞各社の報道>
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生コン支部幹部ら恐喝否認、滋賀 大津地裁の初公判(中日新聞)
滋賀県内の工場増築工事の生コンクリート調達を巡り、全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部の提携業者と契約を結ぶよう商社の支店長を脅したとして、恐喝未遂の罪に問われた同支部の執行委員長武建一被告(76)ら幹部4人は2日、大津地裁(今井輝幸裁判官)の初公判で「脅迫も共謀もしていない」といずれも起訴内容を否認した。
検察側は冒頭陳述で「同支部は建設会社などに嫌がらせをして提携業者から生コンを仕入れさせるなどし、業者側から見返りとして売り上げの一部を得て、資金源としていた」と指摘。4人は主に脅迫の指示役だったとした。
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生コン支部幹部ら恐喝否認、滋賀(佐賀新聞・東奥日報)
大津地裁の初公判
滋賀県内の工場増築工事の生コンクリート調達を巡り、全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部の提携業者と契約を結ぶよう商社の支店長を脅したとして、恐喝未遂の罪に問われた同支部の執行委員長武建一被告(76)ら幹部4人は2日、大津地裁(今井輝幸裁判官)の初公判で「脅迫も共謀もしていない」といずれも起訴内容を否認した。
検察側は冒頭陳述で「同支部は建設会社などに嫌がらせをして提携業者から生コンを仕入れさせるなどし、業者側から見返りとして売り上げの一部を得て、資金源としていた」と指摘。4人は主に脅迫の指示役だったとした。
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関西生コン労組委員長ら無罪主張(NHK)
関西の生コンクリート業界の労働組合の執行委員長ら幹部4人が、滋賀県の建設工事を担当していた商社の男性を脅し、組合の加盟業者と契約を結ぶよう迫ったとして恐喝未遂の罪に問われている裁判の初公判が開かれ、執行委員長らは無罪を主張しました。
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大阪・西区にある関西の生コンクリート業界の労働組合、「全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部」の執行委員長、武建一被告(76)は、組合の幹部3人などとともに去年3月以降、滋賀県内での建設工事に関わっていた大阪市の商社の男性に対し「大変なことになりますよ」などと脅し、組合の加盟業者と契約を結ぶよう迫ったとして恐喝未遂の罪に問われています。
2日、大津地方裁判所で開かれた初公判で、武委員長ら4人は「脅迫をした事実は一切ありません」と述べ、無罪を主張しました。
検察は冒頭陳述で、「関西地区生コン支部は武委員長の指揮のもと、組合員を使って工事現場で建設会社などに嫌がらせをして、組合の加盟業者から生コンクリートを仕入れるようにさせ、その売り上げの一部を報酬として得ていた。商社の男性に対しても組織的に嫌がらせを繰り返した」などと述べました。
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生コン調達恐喝未遂、起訴内容を否認 大津地裁で初公判(京都新聞)
10/31(水)
生コンクリートの調達を巡る恐喝未遂事件で、工事関係者を脅したとして、恐喝未遂罪に問われた湖東生コン協同組合(東近江市)の理事長の男(55)=東近江市沖野4丁目=と、組合加盟の生コン会社役員の男(56)=草津市野路町=の初公判が10月31日、大津地裁(今井輝幸裁判官)であった。2人は起訴内容を否認した。
検察側は冒頭陳述で、理事長の男らが組合と業務提携する全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部に生コンの供給契約獲得を依頼し、役員の男も経過を把握していたと指摘。弁護側は共謀関係はなかったとして、無罪を主張した。
起訴状では、両被告は同支部の幹部ら数人と共謀し、東近江市の倉庫建設工事で組合加盟の地元業者から生コンを供給させようとしたが、大阪市の商社支店に契約を断られたため、2017年3~7月に「大変なことになりますよ」と脅迫するなどした、としている。
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