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   2018.10.24.
   京都の生コン:季節の変わり目が・組織の変わり目か!
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連帯労組と縁を切れるか!
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京都中央生コン販売協組の資産が怪しげな処分!
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 読者より、京都政経は最近、京都の生コン業界について書かなくなったが、ネタ切れですかという辛口のメールがきた。連帯労組関連の記事が多くなるにつれ、取材範囲が大阪、神戸まで広がり京都の取材内容が少なくなったと感じるのであろうが、本紙も京都の取材をサボっているわけではありません。それなりの情報収集はしていますが、記事には出来ない部分が多く、手控えているというのが現状です。
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 京都の生コン業界、表面的には平穏そうに見えるが京都生コン協組や京都生コン協組連合会は特に連帯労組の色が濃く、京都の生コン業界は連帯の湯川副委員長と京都生コン協組の久貝博司理事に牛耳られ、京都市内4協組(京都協組、洛南協組、京都南協組、中央生コン協組)の中でも京都生コン協組は久貝理事長に牛耳られ、最近連帯と縁を切ると表明した京都中央生コン協組は湯川副委員長とトーカイコンクリート神農社長がタッグを組み、それに便乗していた宝ヶ池建材の野川社長が中央協組のリーダーであるような言動を繰り返してきた。
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 彼らは主義主張ではなく、利害関係での仲間であり、連帯労組の組織が強い間は仲良し仲間だが、7月以降の逮捕劇で次々と中枢幹部が逮捕されると足並みが乱れ始めるのは仕方がないが、やはり俄か連帯の一員は離れるのも早そうだ。とはいうが、利害関係が絡むと金銭の行き来も多くなり「組織を抜けますわ」と言えない事情も出てくる。
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 特に久貝氏は、京都環境整備委員会という任意団体を主唱し、京都協組と連帯労組間の金銭の受け渡しに重要な役割を担ってきたことは、各労組の役員ならご存知のはずだ。
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 連合会の設立に積極的だったのは、中央生コン協組と京都生コン協組であり、他の2協組は流れに乗ったという事だ。いまでも京都協組がどのような態度を取るのか「連帯と手を切るのか、久貝理事を解任するのか、久貝氏の環境整備員会にいつまで金をとられ続けるのか、連合会解散をするのか」京都協組の井辻理事長は22日の理事会でどのような決議をしたのか、その内、決議された内容がどこからか聞こえてくるだろう。
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 なぜ、京都協組の理事が自己の意見を出さないのか。
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1つは、連帯労組の攻撃の的になりたくない。
 過去には現場の邪魔をされたり、圧送ポンプを止められたり、建築現場に街宣車と組合員が連続して抗議にきて近所から苦情が来たり、現場施工に支障をきたした。
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1つは、京都協組の歴史の中、あぶく銭で同じ釜の飯を食った仲である。
 近畿生コン破産事件の後に、労働債権が未処理だという理由で加盟6社が1000万円づつ負担し、環境整備委員会経由で連帯労組武委員長に債権を払ったというが、実態は不明。京都協組に税務調査が入り使途不明金などで対処する必要があるとし、大阪国税OBを頼み対処し課税をまけてもらったという理由で頼んだOBに礼金500万円と言っていたのが、処理後に1500万円に跳ね上がり、組合は環境整備員会に振り込んだがどのように」処理されたのか不明。向日市の住友大阪セメント敷地にある生コンプラントは、過去には㈱京都生コン・久貝氏が社長で運営していたが、借財が10億とも、20億とも、30億円とも言われ、それらの借金は住友セメントが肩代わりしたとも言われ明細は闇の中である。今では、新京都生コン㈱として組織替えをし生コン製造をしているが、新京都生コンの謄本に、債務に関する免責として「当会社は平成27年4月20日事業の譲渡を受けたが、譲渡会社である㈱京都生コンの債務については責に任じない」と但し書きが付いている。
旧会社の役員は、古川進、福田俊夫、山内敏宏、田上正男、大野昭則が載っていた。この旧会社は、久貝博司氏が社長を務め、営業はしていない。
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 内勤の事例で、京都協組の販売部門の京都中央生コン販売協組所有の不動産が奇怪な動きを示している。同じパターンの動きが2カ所の不動産で行われていたのである。この件については、今は触れないでおくが、重要なコンプライアンス違反になることが予想される。
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 こういう状態で、連帯の怖さもあり、毒まんじゅうを一緒に喰った間柄でもあり、自ら一抜けたとも言えず、仲間を攻めることも出来ず、ジレンマの中で悶々としているのが京都協組の現状であろう。
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 久貝氏排除には段階を踏まないと、言いだした者たちが地雷を踏むことになることを恐れていることも影響しているのだろう。不明朗会計が表面化しない限り、誰も猫の首に鈴をつけれない状態がつづく。逆の見方をするなら、皆が猫になったり、ネズミになったりと複雑な状態である。
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