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日本を襲った突然の災害・中国メディア!
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日本の行政は、災害時の対応が迅速だ。中国メディアは、大規模な災害が起こると、避難所がすぐに準備され、避難してきた人に必要な物資が支給されたことを紹介した。
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近畿地方を中心に大きな被害をもたらした台風21号。関西国際空港の滑走路や空港施設が浸水するなど大きな影響があった。そして9月6日には、北海道で初めて震度7を記録した胆振東部地震が発生。日本では大きな災害が立て続けに起きているが、その対応が注目されているという。中国メディアの新浪は7日、北海道の避難所に関する記事を掲載した。
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記事は地震後の様子について、道内のすべての発電所が停止し、約295万戸が停電したと紹介。厚生労働省によると、7日の時点で376カ所の病院が停電し、断水は最大時46市町村で計4万2731戸に達したという。記事は、新幹線や飛行機をはじめ各交通機関が運休し信号も止まったものの、突然の災害にも関わらず日本人が冷静に秩序を保って行動していたことを感心している。
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日本の行政は、災害時の対応が迅速だ。記事は、避難所がすぐに準備され、避難してきた人に必要な物資が支給されたことを紹介。日本では各市町村で、緊急事態に備えて学校の体育館やお寺、神社、公園といった場所を避難場所に指定しており、一目でそれとわかる標識が掲げられている。記事は、日本では普段から定期的に避難訓練が実施され、そのたびに避難場所が確認されているので有事の際にはすぐに逃げることができると称賛している。
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今回の地震でも、札幌市だけで6400人以上が避難所で一夜を過ごしたと報じられている。記事は、外国人を含め避難してきた人すべてに泊まる場所と必要物資が提供されたと紹介。ある旅行業者は避難所に泊まったが、その際、毛布、水、パン、カンパン、小さなラジオが支給されたという。災害時にラジオというのは日本人ならではの発想のようで、なぜラジオだったのか説明を加えている。またある中国人留学生は、日本ではどこの避難所でも必要物資が支給され、情報も得られると紹介した。
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もっとも、避難所に関しては衛生問題や安全性で改善点はまだあるものの、日本は災害に対する備えが万全な国であるといえるだろう。被災地ではいまでも捜索活動や復旧作業が懸命に続けられており、早期の復興に期待したい。
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