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推薦人・遂に集まらず!
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側近ら「進言する」!
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9月の自民党総裁選への出馬を目指している野田聖子総務相が、月内にも不出馬を判断する可能性が高まった。立候補に必要な20人の推薦人を確保する見通しが立っておらず、野田氏の周辺は、早めに最終判断した方が得策との判断に傾いている。来週にも不出馬を表明する見通しになった。
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野田氏は8月24日、盛岡市で講演し、8日に出版した総裁選の政策集について「総務相の経験を踏まえ(首相として)やるべきことを出させていただいた」と説明。引き続き出馬を目指す考えを示した。
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しかし、野田氏の周辺は厳しい見方を強めている。23日には側近議員らが国会内で対応を協議し、現状で野田氏の推薦人が10人前後しか確保できていないことを確認した。連続3選を目指す安倍晋三首相(総裁)は党内7派中5派の支持を得ており、野田氏の側近は「各派の締め付けがきつく、各議員に個別に支持を頼んでも難しい」と打ち明ける。
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7月に自身に絡む情報公開請求の漏洩問題が発覚するなど、野田氏が置かれた環境は出馬を模索した平成27年の前回総裁選よりも厳しいのが実態だ。
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野田氏は前回の総裁選で告示前日まで推薦人集めを進め、告示当日の記者会見で出馬断念を表明した。複数の側近は、再び告示直前まで推薦人集めを続ければ、野田氏の政治キャリアに傷がつきかねないと危惧し「月内には最終的な対応を決め、野田氏に進言する可能性がある」と話している。
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安倍首相が、26日、出馬を正式に表明することや、告示日が9月7日に迫ったこ となどをふまえ、不出馬を最終判断する見通し。
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自民党の岸田文雄政調会長が9月の総裁選への立候補を見送ったことで安倍晋三首相(党総裁)の連続3選が濃厚となり、出馬に意欲をみせてきた野田聖子総務相(無派閥)が絶体絶命の危機に陥っている。出馬に必要な20人の推薦人の確保がさらに厳しくなりそうな上、事務所が金融庁へ説明要求したことに絡む情報公開請求の内容を漏洩した問題が直撃したからだ。
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「総務省も一緒にやっていきたい」
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野田氏は25日、同省で全国市長会の立谷秀清会長(福島県相馬市長)らと面会し、西日本豪雨や大阪北部地震の被災地を積極的に支援する考えを示した。
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総務相の仕事は着実にこなしながらも、目標とする総裁選のスタートラインにはなかなか立てずにいる。
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野田氏は前回の平成27年の総裁選でも、出馬を模索したが推薦人が確保できなかった。今回は「最後までステルスでやる。途中経過はお伝えしない」と語り、
告示直前まで奔走する姿勢をみせる。
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野田氏は同じ無派閥の浜田靖一元防衛相や小此木八郎防災担当相に支援を求めるだけでなく、親しい女性議員らにも手当たり次第に協力を呼びかけている。
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だが、推薦人の確保は前回より難航している。党内では細田派(清和政策研究会、94人)や麻生派(志公会、59人)、二階派(志帥会、44人)に加えて岸田派(宏池会、48人)も首相支持に回ったことで、国会議員票の約7割を首相が押さえる構図が固まった。野田氏と親しい議員でも同氏を支援しづらいのが実情だ。
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また、情報公開制度は総務相の所管である。野田氏が自身に関係する情報公開請求の内容を開示決定前に把握し、第三者に伝えた問題について、共産党の穀田恵二国対委員長は「国会の閉会中審査を行い、野田氏の責任と真相を究明すべきだ」と述べた。
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「傷が深くなる前に撤退すべきだ。仲間が集まって説得することもあり得る」 野田氏の推薦人集めに協力してきた議員からは、こんな声も漏れている。
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結局、口では偉そうなことを言っているが、自民党内で人望もなく政策に同調する者もなく。総務相でありながら、安倍内閣の批判勢力であり続けるなら、岸田氏のように閣外に出て「総裁選に専念すべき」が本筋。自民党は、こういう人種を嫌うのが野田氏には分かっていない。安倍首相も、自滅することを狙って総務相に抜擢したのであろうが、腹心や派を持たぬ一匹狼化した人望無き議員も、万事休すとなった。
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大奥のお局でも、その地位を得るために権謀術数を駆使するが、野田氏はこの3年仲間を集めたり、先輩を頼ったり、新人の面倒などを見たことがるのだろうか。諺に「人跡繁ければ山も窪む」(人の行き来が多くなれば、やがては山も窪んでくるということ。小さな力でも、積み重なれば大きな結果を残すというたとえ)があるが、他の議員の役にも立たない者が、総裁選で票を集めようとすること自体おこがましい。
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