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   2018.08.19.
   猛暑の夏が過ぎ:今冬は大雪か!
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北海道では17日・初雪が!
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 北日本の上空に寒気が流れ込んでいる影響で、大雪山層雲峡黒岳ロープウェイを運営する株式会社りんゆう観光によると、8月17日(金)早朝に北海道の大雪山系黒岳の石室付近では雪が降り、初雪となった。
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 この初雪は、1974年以降では最も早い観測で、8月に初雪が観測されたのは2003年の8月30日以来、15年ぶりのこととなる。
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 8月16日(木)に全国で強い雨を降らせた低気圧と前線は、北海道の東の海上へと抜けていき、北海道では季節外れの「西高東低」の冬型の気圧配置になっている。
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 北海道は通過した低気圧の後ろ側にある雨雲に覆われ、また、前線の後ろ側には寒気があり、北海道の上空1500m付近では3℃前後の冷たい空気が流れ込んできた。
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 そのため、標高1890m付近にある黒岳の石室付近では雪となり、うっすらと積もっている様子が見える。
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 2018年10月以降に「エルニーニョ現象」が発生する確率が60%。暖冬の可能性も・・猛暑の年の冬(気温・積雪)についてもまとめています。気象庁の寒候期予報は、9月25日ごろ発表されます。
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 前シーズン(2017年から2018年の冬)は、全国的に記録的な低温と大雪・平成30年豪雪になりった。気象庁によると、偏西風が日本付近で南へ蛇行し、北日本から東日本の広範囲に繰り返し寒気が流れ込んだためで、原因として2017年11月から発生した「ラニーニャ現象」が影響したと発表している。
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 気象庁は、この「ラニーニャ現象」は6月11日に、”この春の間に終息した”と発表しています。直近の発表(8月10日)では、平常な状態が続いているとしている。7月中旬以降の記録的な猛暑は「ラニーニャ現象」によるものではない。
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 気象庁は猛暑の原因として、日本の上空1万5千m付近に張り出した「チベット高気圧」と、上空5千m付近にある「太平洋高気圧」が重なるように停滞していることが影響していると発表している。
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猛暑の年の冬は・・
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 近年で記録的な猛暑の夏だった2010年と2013年について、12月から翌年2月の冬(気温と雪)の状況をみてみると・・
この年の夏は「観測史上もっとも暑い夏」と言われ、12月末から1月末にかけて、広範囲に寒気が断続的に流れ込み全国的に低温が続き、日本海側では大雪の日が多くなった。
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