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関西のセメント・生コン業界がビクッ!
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生コン業界の組合体質が問われている!
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読者から、太平洋セメント販売㈱森崎支社長の謝罪記事の件で、何故重要なのですかという質問が来ている。
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簡単に言えば、子会社「近江アサノコンクリート㈱」の人事で、逮捕された「金子寿男社長」は勝手に祭り上げられた分けではなく、太平洋セメント販売㈱も連帯ユニオンとトラブルを避けるため、息のかかった人間を役員に迎えたという事だ。
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森崎支社長は「太平洋セメント販売の取締役西日本支社長」であり、「近江アサノコンクリートの取締役」である。
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過去、連帯ユニオン・関西生コン支部が起こした行為は労働組合問題と称して「関西生コン支部の勢力拡大のために上手に利用」してきた。労働問題では過去にセメント会社、生コン会社、ポンプ圧送会社、生コン輸送会社、バラセメント輸送会社が次々と中央労働委員会に組合員の不当扱いで救済申し立てをし、長期裁判に持ち込んでいる」のが現状だ。
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連帯ユニオン・関西生コン支部が行ってきた労働争議は、一般社会には理解されにくいが、春闘近くなると待遇改善と値上げデモ行進は恒例化しており、日常運動では反安倍政権で統一され、中心に据えているのは在特会攻撃と沖縄・辺野古移転反対運動である。
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話を戻すと、連帯ユニオンとの摩擦・トラブルを避けるために連帯系の人間を社長に据えたのは良いが、業容拡大で準ゼネコン・フジタの現場へ生コンよこせと強要したことで、強要された会社や業務を邪魔された関連者は滋賀県警に相談に赴き、現在の逮捕劇まで辿りついた。
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太平洋セメント販売㈱は、子会社「近江アサノコンクリート㈱」単独の不祥事として頬被りするのだろうか。
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今の時点では、現象面を見れば金子寿男社長の事件と見れるが、連帯ユニオン対太平洋セメント販売㈱で見るなら、同類と見做すこともできる。加えて生コン受注に対する大口顧客に対するキックバックは、単に金子社長の個人問題で起こしたとは言い難く、森崎関西社長が慌てて謝罪に赴くという行動は事態の深刻さを表している。
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人事面を見ただけでも根が深い今回の逮捕劇、近江アサノコンクリート㈱の存続と太平洋セメント販売㈱の自浄努力をどのように業界に示すのか、改めて問われている。
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