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容疑会社は㈱酒井組!
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警視庁が本格捜査へ!
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東京・青梅市が発注した道路の改修工事や下水道工事で、市の建設業協会の会長を務めるなどした建設会社㈱酒井組の代表取締役が、入札前に見積もり金額などをほかの業者と相談するなどして談合を取り仕切った疑いがあることが判明した。警視庁は、近く談合の疑いで本格的な捜査に乗り出すものと見られる。
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青梅市が発注した公共工事の指名競争入札で、建設会社7社が談合していた疑いが強まり、警視庁は7月5日にも、工事を落札した青梅市内の建設会社㈱代表取締役で、青梅建設業協会会長(62)から、公契約関係競売入札妨害(談合)容疑で事情聴取する方針を固めた。容疑が固まり次第、逮捕する方針。
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2019年4月、青梅市が発注した道路の改修工事をめぐって、㈱酒井組の酒井政修代表取締役が、入札前に見積もり金額などをほかの業者と相談するなどして談合を取りしきった疑いがある。
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この工事は、斜面が崩れるのを防ぐために道路脇に壁面を設置するもので、最終的にこの建設会社が予定価格の90%を超える9700万円で落札した。
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捜査関係者によると、酒井会長は2017年4月、青梅市が発注した市道のり面の擁壁設置工事の指名競争入札で、ほかの指名業者6社に、自分の会社が落札する意向を伝えた上、入札価格を調整するなどして談合した疑い。
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工事は、市中心部の市道のり面に、植栽などで擁壁を設置する。市土木課が事前に税抜きの予定価格(9739万円)を示した上で発注し、青梅市や羽村市、奥多摩町の土木業者など計10社を指名した。
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対象となったのは、青梅市東青梅から西分町を通る道路脇の壁を設置する工事。予定価格は1億518万1200円(税抜き9739万円)だったが、建設会社4社が予定価格と全く同じ金額で入札、2社は不参加、3社は辞退した。
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㈱酒井組は落札率99.6%に当たる9700万円で落札した。酒井社長は落札できなかった4社と不参加の2社に対して受注調整のため、落札しないよう依頼し、6社が応じたとみられる。
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関係者によると、㈱酒井組は2018年4月に入札があった同じ道路の関連工事でも、税抜き予定価格5141万7000円に対し、4730万円で落札している。
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市発注の契約額1000万円以上の主な工事で㈱酒井組の受注実績は、
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平成29年度 4件、
平成28年度 1件、
平成27年度 4件。
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平成27年9月に受注した下水道工事2件は、落札率が100%と99.99%で、同年12月に受注した別の下水道工事も落札率が100%であった。
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災害復旧工事(2018年2月6日~同年3月31日)では、市内業者6社のうち最低価格2610万円を提示したとして、㈱酒井組と契約している。
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青梅建設業協会(酒井政修会長)は2018年4月17日、青梅市内で定例総会を開き、役員改選の結果、酒井会長をはじめとする現執行部を再選した。
会社名 株式会社酒井組
代表者名 酒井 政修
所在地 東京都青梅市
資本金 30,000千円
建設業許可番号 東京都知事許可
業務内容 土木工事 建築工事 とび・土工工事 舗装工事 水道施設工事
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