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4月には問題を把握!
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生コン用の「銅スラグ骨材」・再試験せずなど!
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三菱マテリアルは6月8日、香川県直島町の直島製錬所で日本工業規格(JIS)に適合しないコンクリート原料を誤ってJIS製品として出荷していたと発表した。認証機関から要請を受け、JIS製品の出荷を停止している。
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グループによる一連のデータ改ざん問題に関連して、三菱マテリアル本体で品質問題が明確になったのは初めて。臨時の品質検査を実施して4月に問題を把握していたが、公表していなかった。
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生コンクリートなどに使う「銅スラグ骨材」で、試験結果をチェックする際の見落としでJIS規格外の製品を合格としたり、必要な再試験をせずに出荷したりしていた。
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三菱マテリアルは10日、グループ会社数社で製品データの改ざんを含む新たな不正が見つかったと明らかにした。顧客と安全性の確認が済んでいるため、会社名や不正の内容など詳細は公表しないとしている。
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三菱マテリアルはこれまでに、子会社の三菱電線工業(東京)や三菱伸銅(同)など5社による不正を公表している。グループの生産拠点で実施した臨時の品質監査で、これら5社とは別の会社で不正が見つかった。
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三菱マテリアルは3月28日に不正の原因などを調べた最終報告書を公表。この時点でも一部拠点の品質管理手法に問題があったと指摘していた。
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