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全運用の55%までオルタナティブ投資に振り向けれる!
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信託商品のハイリターン・9.42%!
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2012年の規制緩和以降、理財商品などシャドーバンキングに対する保険会社の資金配分は急激に増加。中国政府は地方政府の債務リスクや不動産バブルを抑制しようと躍起だが、当局がシャドーバンキングに規制を掛け、15兆ドルの規模に達した資産運用セクターに対して一律に規則を適用する困難さが浮き彫りになった。
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アナリストによると、シャドーバンキングは仕組みが複雑で不透明なため、保険業者が最終的な借り手を突き止め、実際のエクスポージャーを把握するのは難しい。
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ムーディーズの保険担当シニアクレジットオフィサー、チェン・チュ氏は「そもそも心配なのは、これらの金融商品が透明性を欠いており、保険会社は何に投資しているのか完全には把握していないことだ」と指摘する。
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保険会社は全運用資産のうち最大55%までをオルタナティブ投資に振り向けることができる。この比率は2012年には9%だったが、17年には40%に高まった。
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ロイターが保険会社の資産運用データを分析したところ、この40%の中で最終的に不動産やインフラ分野に融資する債務投資が最大の割合を占めていた。
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保険会社をシャドーバンキングに引きつけている主な要因はその高いリターンだ。統計によると、17年末時点で中国企業の高格付け社債の平均利回りは約5%だったが、信託商品の平均リターンは9.42%だった。
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ムーディーズのチュ氏は「各社は格付けの高い、非標準的な投資プロジェクトを求めて競わざるを得ない」と話す。
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業界関係者などによると、中国政府は主要都市の過熱した不動産市場の沈静化や地方政府による借り入れの抑制に取り組んでいるが、保険会社のシャドーバンキングに対する投資意欲に衰えはみえない。
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それどころか、これまでシャドーバンキングへの主な資金供給元だった銀行が当局の規制で資金を引き揚げざるを得なくなったことから、保険会社は融資の際の金利引き上げを求めることが可能になっているという。
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国内生命保険最大手の中国人寿保険は、2017年は信託商品や理財商品など債務商品への投資額が3018億元(474億5000万ドル)と前年から倍以上に増加。全体の投資利回りは2.43%から4.55%へと大幅に上昇した。関係筋によると、昨年の新規投資には広州市の開発区(70億元)、天津市浜海の新開発区(80億元)、国営の中国アルミニウム(100億元)などが含まれている。
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ロイターの分析によると、時価総額で国内最大手の中国平安保険は昨年、投資総額の14%に当たる3359億元を債務商品に投資した。
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