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サルコジ元大統領の違法選挙資金!
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サルコジ元仏大統領を拘束!
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サルコジ元大統領のような、外国のトップから選挙資金の提供を受けていたというショッキングなニュースが報道されても、日本ではあまり関心がないのかそう話題にもならなかった。
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この時期、話題の中心は「森友文書の改ざん問題で政界は大騒ぎ」であった。日本ではこのような事は起きないと思われがちだが、実際には起こりうるのだ。
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議員は外国籍の人からの寄付金を受けてはならないとなっているが、過去にはマスコミが政治資金報告書から見つけ出し、報道されたことが多々あった。
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いま地方議会の議員のなり手がいないので、職業兼務を許してもという言葉が出ている。高齢化と若年層の減少が拍車をかけているのに加え、議員報酬が安いからというのだ。最近はあまり聞かれなくなったが、在日外国人に地方参政権をという時期もあった。現実味を帯びる時期が間もなくやってくるのかもしれない。
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フランス捜査当局は3月20日、2007年の大統領選に勝利したニコラ・サルコジ元大統領(63)がリビアの独裁者だった故カダフィ氏側から巨額の不正な資金提供を受けた疑いがあるとして、元大統領の身柄を拘束し、取り調べを始めた。
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提供資金は数百万ユーロ(数億円)規模との情報がある。捜査を通じて、リビア独裁体制下の不明朗な資金網や首脳間の癒着などが解明される可能性もある。
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サルコジ氏は20日朝から、パリ郊外ナンテールの施設で取り調べを受けた。側近のオルトフー元内相も任意で事情を聴かれた。
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保守系政党を率いたサルコジ氏は07年の大統領選で初当選し、12年の大統領選で左派、社会党のオランド氏に敗北した。
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リビアからの資金以外にも両選挙の資金に不正があったとして、当局が捜査。一部の事件で予審判事が2017年2月、刑事裁判開始を決定したが、サルコジ氏が不服を申し立てていた。
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サルコジ氏は2017年4~5月の大統領選で返り咲きを狙い、16年秋に中道・右派統一候補を決めるための予備選に立候補したが、敗北して政界を引退、大手ホテル企業グループの取締役に就任した。
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1958年からのフランス第5共和制の大統領経験者では、他にシラク元大統領がパリ市長時代の職員架空雇用事件で刑事訴追され、11年に執行猶予付きの有罪判決を受けた。
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事件の発端は、フランス検察当局が2016年2月16日、2012年の大統領選で敗れたサルコジ前大統領の陣営が架空請求書を利用するなどして選挙活動費を過少申告したとして、サルコジ氏を本格捜査することを決めた。
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検察当局は16日にサルコジ氏本人を事情聴取した後で本格捜査することを発表。AFP通信によると、パリ検察のモラン検事は「大統領選の候補者として不正な支出を行った」と説明した。
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サルコジ氏は社会党のオランド氏に敗れた12年の大統領選で、共和党の前身の国民運動連合=15年に共和党に党名変更=から立候補。法で規定されている上限2250万ユーロ(約28億6000万円)を上回る支出を隠すために、イベント会社に約1800万ユーロ(約22億9000万円)の架空の請求書を偽造させるなどして違法な支出を隠蔽した疑いがもたれている。
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サルコジ氏は関与を繰り返し否定し、1月に出版した本の中で「スキャンダルが出るまで、イベント会社については何も知らなかった」と主張している。
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サルコジ氏を巡っては、大統領就任後に司法当局内部の担当者から、自らに関する捜査情報を不正に入手した疑いでも本格捜査が行われている。
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疑惑をめぐっては2016年11月、ある実業家が、リビアのかつての最高指導者、故ムアマル・カダフィから援助資金として現金の詰まったスーツケース3個を受け取り届けたと認めたことをきっかけに、捜査が強化された。ただサルコジ氏はこれまで聴取のための出頭要請に応じていなかった。
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