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   2018.01.18.
  東芝の子会社・WH:関連資産を大手ヘッジファンドへ! 
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売却額・5200億円!
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 東芝がWH関連資産の譲渡先を決定、債務超過解消へ東芝は1月18日、元原発子会社で、昨年3月に米連邦破産法11条の適用を申請した米ウエスチングハウス(WH)関連資産の譲渡先を決定した、と発表した。
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 代位債権とその他債権は大手ヘッジファンド、バウポスト・グループ傘下のコンソーシアムであるヌークレアス・アクイジションに、株式はブルックフィールド・ビジネス・パートナーズグループに、それぞれ譲渡する。投資ファンドのBrookfieldBusiness Partners(BBP)は1月4日(米国時間)、東芝の元子会社で原発事業を手掛けるWestinghouse Electric Company(WEC)を買収すると発表した。機関投資家と共同で46億ドル(約5200億円)で買収する。
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 BBPは「Westinghouseは、長期的な顧客基盤と革新に定評があり、世界最大の原発サービスプロバイダーとして地位を確立している」と評する。参入障壁の高い原発関連ビジネスで、「(WECは)複雑な規制、ライセンス環境下で運営している。原発の保守サービスをコア事業として、安定した利益を生み出している」(BBP)と説明している。
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 代位債権とその他債権の譲渡は今月中を予定。
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 これにより売却益が約2400億円、税控除後で約1700億円発生する見通し。

 東芝は当初、今年3月末の債務超過額は7500億円と見込んでおり、2期連続の債務超過で上場廃止になる恐れがあった。
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ただ、昨年12月に約6000億円の資本増強を実施。加えて、WH親会社保証の一括処理による税負担軽減約2400億円と今回の譲渡で資本はさらに約4100億円改善する予定で、18年3月末の債務超過は回避できる見通しだ。
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