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   2018.01.10.
   フィリピン・中国に抗議:南シナ海の人工島に基地建設か!
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知っていることを今になってクレーム?
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 1月9日、フィリピンのロレンザーナ国防相は8日、中国が南シナ海の人工島を軍事拠点化しないと宣言していたにもかかわらず空軍基地らしきものが建設されていることを受け、外務省を通じて中国に抗議すると表明した。
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中国中央テレビ(CCTV)が2017年12月30日に放映した映像では、ファイアリー・クロス(永暑)礁に空軍基地が建設されているように見える。
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 ロレンザーナ国防相は記者団に対し「中国政府は以前、埋め立て作業を行ったこれらの島を軍事拠点化しない方針を示していた」と指摘。「兵士、さらに兵器システムを投入していることを証明できれば、中国は自ら宣言した方針をたがえていることになる」と述べた。
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また抗議は外務省を通じて行う予定だと付け加えた。
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 中国当局からのコメントは現時点で得られていない。
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しかし、中国は、ファイアリークロス礁にロケットランチャーを配備し、「ベトナム潜水部隊に対抗」する措置としていた。
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 中国が南シナ海スプラトリー(中国名・南沙)諸島のファイアリークロス(永暑)礁にロケットランチャーを設置していたことが分かった。国営の軍事専門紙「国防時報」が2017年5月17日までに通信アプリ「微信」で明らかにした。
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 国防時報によると、ロケットランチャーはロシア製兵器を基に中国企業が製造。ベトナムの潜水特殊部隊を攻撃するために設置されたという。2014年に中国が実効支配するパラセル(西沙)諸島の掘削現場近くでベトナムの部隊が漁網を設置し、「中国側による作業の安全に重大な脅威を与えた」ことに対する対抗措置としている。
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 ファイアリークロス礁は中国のほかフィリピンとベトナム、台湾が領有権を主張。実効支配している中国は人工島を造成して軍事拠点化を進めており、滑走路やミサイルの格納施設、レーダー施設などの建設が確認されている。
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 フィリピンが中国発表の7か月後に、基地建設を発表した意図は何処にあるのか。大統領は中国から何かを引っ張り、取ろうとしているのか、、、。
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