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トランプ大統領の訪中に合わせての懐柔策か!
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アメリカとの貿易摩擦は経済にも影響する!
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中国外務省の華春瑩・副報道局長は11月2日の記者会見で、第4次安倍内閣が発足したことについて、「中日関係の健全で安定した発展は両国の利益にかなう。新内閣が中国側と共に努力し、両国関係を改善と発展に向けて進めるよう望む」と述べた。
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19回共産党全国大会が習近平主席の思惑とおり終わったことに気を良くしたのか、周辺国との関係修復をめざし中国特有の「甘い囁き」を始めた。
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外務省の陸慷報道官は11月3日、北京で、習近平国家主席が10日から14日にかけてベトナムとラオスを歴訪すると発表した。
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習主席はベトナム社会主義共和国のチャン・ダイ・クアン国家主席の招きに応じ、10日と11日の両日、ベトナムのダナンで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)
首脳会議に出席します。
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また、12日から14日までは、中国共産党中央総書記および国家主席として、ベトナム共産党中央委員会のグエン・フー・チョン書記長とチャン・ダイ・クアン国家主席、ラオス人民革命党中央委員会の書記長であるラオス人民民主共和国のブンニャン・ウォーラチット国家主席の招きに応じ、ベトナムとラオスを公式訪問する。
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共産党と国の最高指導者として、第19回党大会終了後、初めての外交訪問となり、中国の特色ある周辺各国との交流を切り開くもので、新たな時代の幕開けとなる。ベトナムとラオスの両国を選んだが、これは両国との友好関係を十分に示し、パートナーシップを本格的に進めていくこと重視したものである」と述べた。
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中国の習近平国家主席は先の第19回共産党大会の政治報告で「社会主義近代化強国 」路線を打ち出した。その演説内容を読んで驚くのは、軍事大国化の飽くなき追求と、中国を中心とした世界秩序再編への強い国家意思である。この演説には「国益」の追求を越えたものを感じる。それは、19世紀半ばのアヘン戦争に始まり、日欧の列強に国土を蹂躙され続けた「屈辱の世紀」へのリベンジである。
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そうした情念的な国家意思が、今後数十年に及ぶ中国の進路を示した重要演説で露骨に示されたことに驚かざるを得ないのである。
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「習近平思想」は、「新時代」を導く指針として党規約という憲法に明記された。
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報道では、習主席が3期目を目指すかどうかという点に焦点が当たっているが、憲法に名前が刻まれたことのポイントは、習氏が生きている限り、その役職には関係なく、誰も彼には反対できないということだろう。
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習近平2期目の野望がスタートする。
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