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不祥事発表前・謎の急落!
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9月21~27日にかけて5営業日続落!
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救済で思惑銘柄に矛先か!
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神戸製鋼所がアルミ製品などのデータを改竄(かいざん)していた問題は拡大の一途をたどっているが、株式市場では同社株の不可解な取引が話題になっている。公表する前の9月下旬の時点で謎の急落を記録していたのだ。偶然なのか。それともインサイダー取引だったのか。
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神戸製鋼株は10月8日に不正を公表すると、連休明けの10日以降、株価はストップ安を付けるなど連日暴落。12日午前は小幅反発したが、新たな不正の疑いも浮上している。
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市場で疑念が浮上しているのが、9月21~27日にかけて5営業日連続で下落した値動きだ。特に22日には3・3%安と大幅安となった。神戸製鋼は21日に製品の納入先の大企業に一連の不正について連絡したとされる。
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また、大量保有報告書によると、25日を報告発生義務日として大手金融グループが神戸製鋼株の保有割合を約1%減らしたことも話題となった。
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その後、10月6日までに株価が持ち直していたところ、不正が公表された。大やけどをした投資家も少なくない。
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神戸製鋼所は株価の急続落が指し示すとおり、企業存続のリスクが高まっている。事業を解体して同業他社に身売りされるという観測が一部で流れており、ジェイ・エフ・イーホールディングスが買い取り相手として浮上した。
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神戸製鋼所の第3位株主である新日鐵住金は、過去の経緯から経営統合には後ろ向きかもしれない。それでも水面化で救済に一肌脱がざるをないだろう。ライバルの中国勢の手に神戸製鋼所の事業が渡ることを避けるためだ。来週は鉄鋼、金属製品、窯業、建機などが業界再編の思惑で売り買いされる可能性があるので注目したい。
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