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   京都府外部委員会・報告書:医大病院に改善要求!
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カルテ記載不十分と指摘!
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 京都府立医科大付属病院(京都市上京区)が暴力団組長の病状について虚偽の回答書を検察庁に提出したとされる事件で、府の外部調査委員会が10月4日、報告書を提出した。カルテの記載内容が不十分なため、回答書の信憑性を確認できないとし、診療記録の管理の在り方に改善を求めた。
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 府立医大病院は2015年8月、実刑が確定した組長について、腎疾患で拘禁に耐えられないとする回答書を検察側に提出。この回答書などを基に刑の執行が停止され、約1年間にわたり収監が見合わされた。
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 報告書は、検察側の照会に「拘禁に耐えられない」と回答した理由がカルテに記載されておらず、その根拠を裏付けられないと指摘し、診療行為や内容を適切に記録するよう要請した。一方、関係者への聴き取りなどから、医療内容については「適切な判断の下、必要な医療は提供されていた」としている。
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 この日は、高原史郎大阪大大学院教授ら調査委のメンバー3人が府庁を訪れ、山田啓二知事に報告書を提出した。山田知事は「二度とこういうことが起こらないよう府立医大を指導したい」と話した。
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 事件を巡っては、京都府警が近く、虚偽有印公文書作成・同行使の疑いで、同病院の吉村了勇前院長(64)と主治医だった男性講師(45)を書類送検する方針。
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 京都府警の検察庁への書類送検は6日になる模様で、府警発表後の翌日に外部委員会が知事に報告に来るというのは、実にタイミングよく、第1回が3月9日、第2回目はどうであったか詳細はなく、調査委の会合は8月21日、3回目を非公開で開催、府医療課が概要を説明しただけ。委員(医師や弁護士ら3人)は、3月から会合や聞き取り調査を重ねたうえで、4日の報告となった。
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 報告は詳細内容を読まないと分からぬが、どちらかと言えば、京都府が望む「目くそ鼻くその部類」の報告内容であったろうと思う。本当に、重大欠陥カルテであるなら。府立医大全科のカルテを調べ、このようなカルテが一部の科なのか、蔓延しているのか調べたらわかる。
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 全権限を病院から取り上げ、京都府(知事、副知事)の指揮系統へ収めようとしていることがありありと見える。簡単な答えは、前院長を府立医科大から追い出したいというシグナルだ。
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