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6月に駆逐艦とコンテナ船衝突!
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今年6月に静岡県・伊豆半島沖で米海軍の誘導ミサイルイージス駆逐艦「フィッツジェラルド」とフィリピン船籍のコンテナ船が衝突した事故で、米海軍は艦長を解任するなど十数人を処分する。米海軍作戦副部長のビル・モラン大将が8月17日明らかにした。
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モラン大将は記者団に対し「対象者はそれぞれの職責において指揮を執る能力についてわれわれの信頼を失ったため艦を降りることになる。艦に戻ることはない」と述べた。モラン大将は今回の懲戒処分は責任を問うための最初の一歩だとしており、今後の調査結果によりさらに処分が下される可能性がある。
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今回の衝突事件では19~37歳のフィッツジェラルドの乗組員7人が死亡した。発表されたばかりの暫定調査報告書は死亡した7人に違反行為はまったくなかったとしているほか、仲間の生命を救おうと素早く「英雄的」に行動した乗組員らを称賛している。
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アメリカ軍横須賀基地に配備されているイージス艦が8月21日、マラッカ海峡で商船と衝突し、これまでに5人がけがをし、10人の行方がわからなくなっていて、アメリカ海軍が捜索に当たるとともに事故の詳しい状況を調べている。
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アメリカ海軍の発表によると、日本時間の21日午前6時24分ごろ、マラッカ海峡で、神奈川県の横須賀基地に配備されている第7艦隊所属のイージス駆逐艦「ジョン・マケイン」が民間のタンカー「AlnicMC」と衝突した。シンガポール海軍の艦船やヘリコプターが現場に派遣され、捜索救難活動が行われた。
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「ジョン・マケイン」は自力で航行することができるが、左舷の船尾の付近を損傷しているということで、アメリカ海軍が事故の詳しい状況を調べている。
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「ジョン・マケイン」は今月10日、南シナ海の南沙諸島で中国が造成した人工島の周辺で行われた「航行の自由作戦」に参加したばかりで、事故当時はシンガポールの港に向かって航行していたという。
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あまりにも機械に頼り過ぎ、通常行われる人間の見張りがおざなりにされているのではないか。お互い確認せず、相手が避けるだろうとか、当艦に優先航行権があるとか、思い込みがあるのではないだろうか。どれだけ最先端技術で固められようと、やはり人間の目と確認は大事なことである。
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