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飛び切り上等とは言わないが!
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市民のための整備は不要な整備か!
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共産党近江八幡市議団ニュースや共産党3市議の市政報告、市民が考える庁舎の会、守ろう安土・みんなの会など今年発行された文書を入手し、近江八幡市平成26年度、27年度決算の概要、平成28年度3月定例会の議事録などを読んでみて、分かることは、共産党などが議会で予算案など次々反対しても、24市議(決済時は議長を除く23名)のうち常に反対は共産党3市議を加え7名である。
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議会において大型案件入札の承認も、同じ傾向であり「多数に対する抵抗は無理」の状態であり、新庁舎建設反対の狼煙は尋常な勝負では勝てないし、このままでは12月発注になる恐れもあり、反対する陣営は誰が市長選(共産党は誰が出るか表明なし)に出ようが、市民が考える庁舎の会・小西代表が先鞭をかけ市長選に出ると運動している一環で新庁舎建設の「住民投票条例制定の直接請求」として住民投票を始めたが案の定、7月28日の臨時義で否決された。
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議会で否決されることは市民は予測していたが、広報誌で書かれた「否決された」の冨士谷市長の文章が「臨時議会の議決最中に10部ほどが配られた」ことで、反対陣営は鬼の首を取ったように抗議文をだし、マスコミ記者会見をした。この大げさ騒動は、反対陣営にとっては正に絶好のPRとなり、否決されても効果は大であったろう。
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最近の大抵の行政の職員は、対市民に対する応対で口では丁寧だが、少しお待ちくださいと言ってから平気で15分、20分待たせても、途中説明もなく、先輩職員や上司はその状況を把握していても担当者に注意するでもなく、我知らん顔が多く見受ける。行政とは市民に対するサービス優先と言うが、一般常識を通じなくする役所条理にも問題があり、今回の配布についても担当部署が事前に持ち込んでも「配布は8月1日に」と言う文書を印刷させ各センターへ配達したなら、問題を起こさなかった筈。
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所詮は、頭目線の役所感覚が「配達すればそれでよし、配達されれば期日前でも党内会長へ持ち込み、持ち込まれたらすぐ配布という手順は慣れからくる不手際だろう。
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反対陣営の各種配布文書をみると、どれもこれも毎号「95億円の新庁舎はいらない」の論調であり、福祉の充実を唱える。使わなければ金は減らないが、従来からの地域諸設備は収入があろうが無かろうが必要な時期が来る。
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確かに、冨士谷市政は大型工事を矢継ぎ早に発注してきたが、老朽建物ばかりで市民福祉に重点を置いても、収入が細り始めてからの施設整備は現在の半分も達成できなくなる恐れがある。議員諸氏も、それなりに協議を進め「いろいろ削って、現在の95億円に落ち着かせた」のであろう。
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反対陣営は、この新市庁舎建設を問題化させることで「来春の市長選」を意識して市民運動へ盛り上げようとしているのだろう。彼らの作戦は良くわかる。いつ工事発注するのか、いつの議会で契約承認できるのか。気が気でないのだ。
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つづく
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