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極東最大級・130機が駐留!
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在日米軍再編に伴う米空母艦載機部隊の厚木基地(神奈川県)から岩国基地(山口県岩国市)への移駐計画について、岩国市の福田良彦市長は6月23日、市議会で受け入れを表明した。計画が完了すると、岩国基地は軍用機約130機が駐留する極東最大級の航空基地になる。
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岩国基地には現在、米海兵隊の航空部隊約70機が所属。日本政府の説明では、厚木基地所属の米海軍の戦闘攻撃機2部隊が11月以降、電子戦機1部隊と輸送機1部隊が来年1月ごろに移駐を始める。全体で早期警戒機を含む約60機が移駐し、米軍関係者は約6600人から約1万人に膨らむ。
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在日米軍の再編に伴う米空母艦載機部隊の厚木基地(神奈川県)から岩国基地(山口県岩国市)への移駐計画で、防衛省は8月4日、5機の早期警戒機E2Dが6日ごろから移駐を始めると、山口県と岩国市に説明した。
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E2Dは空母ロナルド・レーガンとともに洋上展開中で、横須賀港(神奈川県横須賀市)への帰港に合わせて岩国基地に移駐されるとみられる。
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防衛省の説明では、戦闘攻撃機FA18スーパーホーネットの2部隊が11月ごろと来年5月ごろ、電子戦機EA18Gグラウラーの1部隊と輸送機C2グレイハウンドの1部隊が来年1月ごろに移駐し、E2Dを含め総勢61機が岩国に来る。
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E2Dの移駐について、岩国市の福田良彦市長は「航空機の安全運用に万全を期してほしい」と述べた。村岡嗣政知事は「騒音対策に万全を期すこと、航空機の安全確保等を改めて国に要請した」と話した。
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米軍空母艦載機部隊の厚木基地(神奈川県)から岩国基地(山口県岩国市)への移駐計画に関連して、国は山口県への交付金を現在の年間約20億円から増額する意向を示した。宮沢博行防衛政務官が20日、村岡嗣政知事を訪ね、伝えた。
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増額されるのは、「再編関連特別地域整備事業」の交付金。米軍再編に伴い駐留する航空機が41機以上増えたことなどが交付の条件。2015年度に創設され、現在は山口県のみが受けている。
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移駐は今年後半に開始の予定で、福田良彦・岩国市長が23日の市議会最終日に受け入れを表明し、その後、村岡知事も容認するとみられる。県や市は受け入れに際して、国に財政支援の拡充を求めてきた。
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宮沢政務官は村岡知事との会談で交付金の増額について「前向きに検討する」と述べた。村岡知事は会談後、「思いを受け止めてもらった」と評価した。
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