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   日中:ジブチで軍事摩擦!
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中国・海自潜水員が違法接近!
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自衛隊は否定!
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 中国最高人民検察院(最高検)の機関紙、検察日報は8月2日までに、人民解放軍が初の海外基地を創設したアフリカ東部ジブチで、停泊していた中国海軍の軍艦に海上自衛隊の潜水員が「違法」に接近し、警告を与えて追い払ったと報じた。自衛隊も拠点を置くジブチで日中間の軍事的摩擦が伝えられるのは初めて。
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 同紙などによると、ジブチに停泊していたのは2016年12月から今年7月までソマリア沖アデン湾で海賊対処活動などにあたった中国海軍のミサイルフリゲート艦「衡陽」と「玉林」、総合補給艦「洪湖」。付近に停泊していた日本の「軍艦(海自艦)」が潜水員を派遣し、中国艦の近くまで接近したと報じた。
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 現場では法律顧問として乗艦していた検察官が、「国際法で認められていない危険な行為」として「自衛権の行使も含めた必要な措置」を講じることが可能だと判断。光の照射や音声の警告によって海自の潜水員を追い払ったとしている。時期は示されていない。
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 同紙は「関連の証拠を収集してジブチ側に伝え、第三国の港での日本側の不当な行為について明るみに出した」と主張した。中国国防省は昨年2月に補給基地の建設を公表。先月11日には基地の創設を宣言して駐留部隊が出発し、今月1日に駐留開始の式典が現地で行われた。
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 ジブチは紅海の入り口にある戦略的要衝で、米国や旧宗主国フランスの基地のほか、アデン湾で海賊対処活動を行う自衛隊が拠点を置いている。中国側も同活動やアフリカでの国連平和維持活動(PKO)部隊への補給任務に基地を利用するとしているが、欧米諸国などでは中国が中東周辺で軍事プレゼンスを拡大する足がかりとして利用するとの懸念も高まっている。
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 自衛隊制服組トップの河野克俊統合幕僚長は3日の会見で「中国側が指摘するような危険行為があった事実はない」と述べた。
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 検察日報は、昨年末からソマリア沖アデン湾に展開した中国軍の船がジブチに停泊中、近くにいた海自の艦船から潜水員が近づいたと指摘。法律顧問として同乗していた検察官が「国際法が認めない危険な行為で自衛権を行使できる」と判断し、光の照射や音声で離れるよう警告。ジブチ政府にも通報したとしている。
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 同紙は中国の最高検にあたる最高人民検察院の機関紙。乗船していた検察官の活動を紹介する中で短く触れられた。中国軍も周辺海域で海賊対策を続けており、8月1日にはジブチに初の海外軍事拠点を設置したばかり。国内向けに活動をアピールする狙いがあるとみられる。
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 河野統合幕僚長は3日の会見で「船が入港した場合、安全確保の観点から船底などを点検しており、潜水作業自体は通常のこと。警告を受けた事実も認識していない」と述べた。
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