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   日本の甘さ見透かされ:東シナ海・中国ガス田開発!
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日本の抗議に「完全に主権の範囲内」! 
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 東シナ海の日中中間線付近で出もしないガス・石油の掘削を何本許すのか。現段階で16基の構造物が確認されている。新たに掘削船を使った作業を進めていることに日本政府が抗議している問題で、中国外務省は8月1日、「中国の管轄海域での活動であり、完全に主権の範囲内だ。『一方的な開発』には当たらない」と反論する報道官コメントを出した。日中中間線についても「日本が一方的に主張しているだけで、中国側は受け入れていない」とも述べた。
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 岸田文雄外相兼防衛相は1日の閣議後会見で、中国が東シナ海の日中中間線付近で新たに移動式掘削船を使った作業を進めていることを明らかにした。外務省は7月下旬、中国側に抗議。岸田氏は「日中間の境界が画定していない状況で一方的な開発に向けた行為を続けていることは極めて遺憾だ」と述べた。
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 中国は今でも大陸棚に続く海域は全て中国領と一方的宣言。実力行使で海域に自国の目印を立てている。それが16基の構造物であり、新たな構造物着手は北へ北へと延びている。日本は自国海域を守るために何をしているのか。抗議なだしても侵略国には痛くもかゆくもない。日本も中間線に構造物を作ることをせずば、世界は中国の実力行使を認知してしまう。その実例は南シナ海の実情が物語っている。
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 東シナ海では日中の排他的経済水域(EEZ)が重なり、境界が画定していない。両国は2008年にガス田の共同開発で合意したが、交渉は10年から中断。その間、中国は一方的に開発を進めている。岸田氏は「合意に基づく協議を早期に再開し、合意を実施するよう強く求めたい」と強調した。
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 今年6月には両政府高官が「海洋協議」を開き、日本側が条約交渉再開を呼びかけたが、中国側は応じていない。中国とって約束はしても実行するつもりはない。それは、習近平が8月1日の人民解放軍90周年の演説で明確に語っている。
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 中国人民解放軍創設90周年を記念する式典が1日、北京の人民大会堂で開かれ、中央軍事委員会主席を兼ねる習近平国家主席が「重要演説」を行った。自身が推し進めた軍改革について「人民の軍隊は政治的にも組織的にも、戦力でも装いを一新して再出発した」と指摘。「戦闘力を唯一の基準とし、国家の領土や主権、海洋権益を断固防衛する」と強調した。
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 軍内の反発を抑えて断行した軍改革の成果を誇り、軍内を引き締める狙いがあるとみられる。習氏は演説で台湾問題などを念頭に「いかなる組織も、いかなる形でも、中国の領土を引き裂くことは許さない」と強い姿勢を示し、「党の軍に対する絶対的な指導という基本原則を断固として貫徹しなければならない」と軍の忠誠も求めた。
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 習氏は2015年の抗日戦勝70年の記念式典で兵力を30万人削減する方針を打ち出すなど、大規模な軍改革に着手。従来の7軍区を5戦区に再編し、各戦区で陸海空などの各部隊を一体的に指揮する態勢にする抜本的な機構改革を進めた。
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 式典に先立ち、軍は先月30日、内モンゴル自治区で将兵約1万2千人や最新鋭の戦闘機などが加わる軍事パレードを実施。習氏も迷彩服を着て臨み、将兵を激励した。軍部の不満やガス抜きは、領土を広げ軍に常に外部との緊張感を持たせることだ。海洋では南シナ海ではベトナムを威圧し、東シナ海で日本との緊張感を持たせ、台湾とは海戦も辞せずと空母遼寧を徘徊させる。
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 しかし、インドとは軍隊同士が対峙し発砲事件が起きる可能性は大だ。中国を取り巻く情勢は習近平が国内統治のために緊張感を引き出しているといえる。それもこれも、2017年秋に控えた5年に一度の、中国最高指導部の大幅入れ替えのために習近平体制を盤石にしようとする一環だろう。
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