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   成田空港元役員「栗田好幸」:収賄容疑で逮捕!
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贈賄側・オフィスときわ越川勝典と妻を逮捕!
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 成田国際空港会社(NAA、千葉県成田市)の業務をめぐり、便宜を図った見返りに業者から現金60万円を受け取ったとして、警視庁捜査2課は7月5日、同会社法違反(収賄)容疑で、元同社上席執行役員の栗田好幸容疑者(64)を逮捕した。
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 成田国際空港株式会社法法の贈賄容疑で、千葉県多古町の建築会社「オフィスときわ」社長、越川勝典容疑者(47)と、妻で同社の経理担当役員、美奈子容疑者(46)の2人を逮捕。
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 捜査関係者によると、栗田容疑者は今年1月、NAAの物品発注で多古町の建築会社が受注できるよう便宜を図った見返りとして、社長らから現金60万円を受け取った疑いが持たれている。自らの権限で随意契約を結ぶことができる200万円未満の物品について発注を繰り返したとみられる。
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 空港関係者らによると、栗田容疑者は空港内の保安警備業務の経験が長く、保安警備部長を経て、2015年に上席執行役員に就任したが、自ら申し出て、6月13日付で退職していた。
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 贈賄の疑いが持たれている社長は建築会社の他に運送会社を経営し、妻はオフィス用品会社の役員を務めている。情報調査会社によると、3社は14年以降、空港内で使われる事務用品や保安用品を繰り返しNAAに納入していた。社長は栗田容疑者に飲食やゴルフなどの接待をしていた疑いもあるという。
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 政府はNAAに100%出資しており、成田国際空港会社法は同社の取締役や執行役、職員らが職務に関連して賄賂を受け取ったり、要求したりした場合は3年以下の懲役を科すと規定。賄賂を受け取った見返りに不正をすれば5年以下の懲役としている。
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 同空港を巡っては、前身の新東京国際空港公団時代の02年、布団のリース業者の選定で便宜を図った見返りに現金50万円を受け取ったとして、千葉県警が元課長代理を収賄容疑で逮捕。民営化後の05年には、電気関連工事の予定価格を漏らしたとして、東京地検特捜部が施設保全部長らを競売入札妨害容疑で逮捕している。
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 収賄容疑で逮捕された栗田容疑者は、空港の保安警備のエキスパートとして評価されていた。収賄の疑いが持たれていることに、同僚らは「部下を引っ張る有言実行タイプのリーダー。信じられない」と驚きの声を上げた。その一方で、業者との癒着もうわさされていた。
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 空港関係者によると、栗田容疑者は大学卒業後、当時の新東京国際空港公団に就職。「出世コース」と言われる保安警備部門を長く担当した。開港以来37年続いていた空港利用者らへの検問を2015年に廃止した際は、保安警備部長として警察と粘り強く交渉を重ね、実現に導いた。
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 しかし、同じ分野の仕事を続けることで、業者との関係を深めていたという。酒はあまり飲まなかったが、趣味のゴルフには業者が同行し、「プレー代金は業者持ち」とうわさが出ていた。業者の一人は「今時珍しいぐらい業者と癒着していると評判だった」と明かす。
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 栗田容疑者は6月13日付で成田国際空港会社(NAA)を退職していた。関係者によると、NAAが全額出資する警備子会社の社長への就任が内定していたが、癒着の疑惑が出て取りやめになったという。
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