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可能性は6月25日か!
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朝鮮戦争開戦記念日が注意!
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北朝鮮を巡る問題で、外国人投資家が注目している人物がいる。米戦略国際問題研究所(CSIS)のビクター・チャ氏である。同氏は、表立った発言はあまりしてこなかったため、一般的には知られていないが、朝鮮半島情勢のエキスパートとして大手投資家たちから絶大な信頼を得ている。
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4月に北朝鮮の地政学リスクが高まった時点でも、米海軍の通常と異なる動きから、米第一空母打撃群の朝鮮半島集結を事前に予測していた。
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米トランプ政権が、北朝鮮への軍事的オプションを排除しない強硬方針を示す中、北朝鮮は、4月15日の故金日成主席の生誕105周年を祝賀する軍事パレードで、新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)や潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)とみられる兵器を続々と登場させた。
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4月25日の朝鮮人民軍創立85周年には、6回目の核実験をする可能性があり、もし強行されれば、米軍は軍事オプションを行使するかもしれない、という報道が盛んにされた。ビクター・チャ氏は、「すでに北朝鮮は米国との直接交渉再開の提案を受け入れ、核実験は強行しないというサインを送っている」と答えていた。
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米国は中国を通じて、次のような要求をしていたという。それは、北朝鮮から軍事行動をしないことを示す、IVBMの開発状況を米国が認識できる形で公開する、核実験をしないということを示す、というものだ。
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北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は、軍事パレードに平服で参加していた。新型のIVBMやSLBMをすべて公開し、さらに、核実験場内でバレーボールらしきことをおこなわせ、核実験をしないことを暗示し衛星写真にもその様子が写されている。
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こうしたサインから、トランプ政権は北朝鮮が要求を呑んだと判断した。5月に入って、トランプ大統領は、インタビューで「適切な条件下であれば金正恩氏と会う」と、直接対談の可能性を示唆し、実際に5月8日、9日にノルウェーのオスロで米朝事務レベルの極秘会合を行なったが、あくまで現時点はデタント(緊張緩和)の状況に移行したに過ぎない。
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次に、緊張が高まるのは、6月25日の朝鮮戦争の開戦記念日で、この日に、核実験を行なう可能性があるという。CNNも6月25日前後に実施する可能性が大きいと報道。「北朝鮮はさまざまな点を考慮したのだろう」とし、「時期を調整しているだけで、いつかは6次核実験をすると見る」と予想した。
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北朝鮮は金日成の誕生日である太陽節(4月15日)を避けたが、翌日16日にミサイルを発射した。1日が過ぎたが、太陽節を記念したのは事実だ。
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CNNは朝鮮戦争勃発日である6月25日が選択できる日だと伝えた。延世大学国際大学院助教授ジョン氏は「6月25日は北朝鮮にとって重要な日であり、これを前後に核実験をおこなうかもしれない」と見据えた。彼は「6月なら空母カール・ビンソンも朝鮮半島を離れる」と付け加えた。
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核実験をしても、意図的に失敗させることが考えられ、その場合は、国内への示威行動と判断して、ただちに米国が軍事行動を起こすことはない。米国が恐れているのは、米国本土まで届くICBMが開発されることだ。公開されたICBMは、3段目のミサイル部分がなく、米国本土が射程圏に入らないと分析されている。軍事行動に入るのは、3段目が開発された段階だという。
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