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   カタール断交:きっかけは露の偽ニュース工作?
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米当局が捜査に乗り出し!
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背後にロシアの偽ニュース工作か!
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 中東カタールがサウジアラビアなど近隣諸国から外交関係を断絶された問題で、断交のきっかけとなった国営カタール通信の報道がロシアによる偽ニュース工作だった可能性が指摘され、米当局が捜査に乗り出していることが分かった。
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 両国の当局者らによると、FBIは最近、偽ニュースをめぐるカタール当局の捜査を支援するため、同国へ捜査チームを派遣したという。
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 カタール通信は5月23日、タミム首長がイランなどを擁護する発言をしたと伝えていた。イランと対立するサウジなどアラブ諸国は、これをきっかけにカタールがテロを支援しているとの非難を一気に強め、断交を発表した。
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 報道されたタミム氏の発言について、カタール政府は事実に反すると主張してきた。米治安当局が収集した情報によると、ロシアのハッカー組織による偽ニュースだった可能性があるという。
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 米当局者らによれば、ロシアは米国と同盟諸国の間に亀裂を生じさせようと狙っている可能性がある。カタールには中東地域で最大級の米軍基地がある。
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 ロシアによる偽ニュース工作などが疑われる活動は最近、フランスやドイツの選挙でもみられた。米捜査当局は、ロシアが昨年の米大統領選でも同様の手段を使ったとの見方を示している。
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 カタールに対する工作がロシアの犯罪組織による仕業か、あるいは国家機関の活動なのかを、米当局が特定しているかどうかは明らかでない。いずれにせよロシア政府が関知していないわけはない、との指摘もある。
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 FBIやCIAからのコメントは、今のところ得られていない。在米カタール大使館の報道官は捜査継続中だと述べ、その結果がまもなく発表されるとの見通しを示した。
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 カタールのムハンマド外相はCNNに、FBIが偽ニュース工作を確認したと語り、「今回の危機は全て偽情報に基づいている」と強調した。
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 一方、米国のトランプ大統領はツイッターに、先日サウジなどを訪問した成果がすでに出始めたと書き込み、断交への支持を表明した。過激派に資金を提供するカタールへの強硬策は「テロの恐怖を終わらせるための第一歩になるだろう」とも書き込んだ。カタール側は、過激派を支援しているとの疑惑を一貫して否定している。
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 ドナルド・トランプ米大統領は6月6日、ツイッターへの投稿で、過激派に資金を提供しているとしてカタールを非難し、同国との断交を相次いで表明した湾岸諸国を暗に支持した。中東の主要同盟国である同国との関係を深刻な危機に陥れ、中東最大の米空軍基地の今後に対する懸念を引き起こす発言だ。
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 カタールの首都ドーハ近郊のアルウデイド空軍基地には1万人規模の米軍が駐留。同基地には米軍の特殊部隊と空軍部隊を指揮する地域司令部があり、アフガニスタン、シリア、イラクと周辺地域における米国の軍事活動の生命線となっている。
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 これに先立ち、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)などの湾岸諸国は、カタールとの国交を断絶。トランプ氏は6日朝の連続ツイートで、これを「テロの恐怖の終わりの始まり」になり得る動きだと評価すると同時に、カタール政府を孤立させた湾岸諸国の措置は自らの功績だと主張するかのようなコメントを投稿した。
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 同氏は「サウジアラビア訪問で国王や50か国と会った成果が、すでに出ているようだ」とツイート。「彼らは過激派への資金供給に厳しく対処すると言った。そして、すべての発言がカタールを指していた」とした。
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 一連のツイートは米国の対外政策の大きな転換を意味するもので、中東での勢力均衡を一変させかねず、政権関係者は火消しに追われている。
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 米国防総省のジェフ・デービス報道官はアルウデイド基地の今後に関する懸念を静めるため、カタールにおける米軍の活動には「何の影響も」出ておらず、「今後も影響があるとは考えていない」と強調した。
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