無料カウンター    2017.06.06.
   京都府立医科大・学内調査委員会:聴取の中身!
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調査委の質問が愚問では!
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 府立大学が内部調査委員会を立ち上げ、その委員会による吉川氏(前学長)への事情聴取が5月20日までに終了したようだ。委員会の聴取内容の中心は「なぜ、腎臓移植手術前に高山受刑者とその家族から挨拶を受けたのか」という質問だったようだ。
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吉川氏は、
1.本来、府立大学の校風として伝統的に府民に開かれたオープンな応接を趣旨とし、 何代も前の学長時代から、大会社の社長であろうが一般人であろうが、患者として家族 と一緒に挨拶に来ることは良くあり、時間が許す限り挨拶は受ける。加えて教職員、学 生も気軽に学長室で交流できることが伝統的に受け継がれていた。
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2.面会申し込みの予定は、大学の非常勤の職員(9時~5時)が学長の多忙で膨大な公務スケジュール(面談予定を組むため)を整理しており、吉川氏が自ら面談(1面談数分単位)の選別をすることはほとんどなく、名前だけでは何科どのような患者(素性など)さんから挨拶を受けるのか、面談直前まで判別しようがなく、時間が少しでもあったとき、秘書職員(名前は秘書だが、雑務処理係のパート職員)が飛び込みの面談者を加えたりするるので、日常的に挨拶をこなしていた。
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3.挨拶相手の面談者が暴力団員と分かった時点では時すでに遅く、高山氏家族からの面談(腎臓移植手術の挨拶でドナーを伴って)申し込みを直前で断る方が、返って職員や看護師に嫌がらせでも発生することになりはしないかという心配が、頭をよぎったことは事実であったこと。勿論、医師として倫理上許されないという理由もあった。
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4.新聞報道では「会食」という言葉で記事になったが、偶然、遭遇した際に医師が患者へアドバイスをした程度の挨拶が、そのように悪意のある山岸派のリークで報道されたことに怒りを覚える。
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 以上のような点を説明したようである。
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 このような内容が事実であるとするなら、今も府警本部二課が事件の成否の結論を出さない虚偽診断書(公文書)作成容疑で実施された家宅捜査、関連文書差押の正当性が問われることになる。
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 家宅捜索の狙いは、武田病院(武田理事長)と吉川前学長の贈収賄は今もって証拠も挙がらず、逮捕にも至っていない。リーク報道で走って歩いたマスコミも「なぜ?」という疑問すら発しないは「なぜ」だろう。前回でも触れたが、医科大の各教授には今でも担当刑事が事情聴取に訪れているというが、担当刑事が「吉川前学長の職務権限」の有り無を事情聴取の中から見つけようとしているのだが、得心して聴取を続けているのだろうか。
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 大学の調査委員会の聴取内容は「公表されるのか、されないのか」本紙は聞き及んで いないが、もし内容が公表され、その発表と本紙記事が概要で一致するなら、各マスコミは大学側の過去の発表と違う点を追及すべきだ。
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 前学長を追い出し、新学長に首を挿げ替えた京都府。コンプライアンスを含む学内改革は進んでいるのか、、、。府民は見ていないようでよく見ている。
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