無料カウンター    2017.06.04.
   関電も:無許可で架線・1万か所以上!
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平成17年・調査で7万カ所以上あった!
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占有料・年間640万円!
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 関西電力が、自治体の許可がないまま、道路上の電柱に電線を架けているケースが、 昨年度末の時点で、1万か所以上あったことがわかり、関西電力は、今年度中に、必要な手続きを行うとしている。
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 電力会社が道路の上に電線を架ける場合は、道路を管理する自治体に申請を行い、許可を得ることが法律で定められている。
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しかし、関西電力によると、平成17年に外部からの指摘を受けて調査したところ、無許可で電線を架けているケースが、7万か所以上あったことが判明。その後、関西電力は、自治体への申請手続きを順次進めているというが、昨年度末の時点でも、1万1867か所で、自治体の許可がないままだという。
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 関西電力は、今年度中に手続きを終え、今後は、各自治体に対し、「占有料」として、あわせて年間640万円を支払っていくとしている。
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 道路上の電柱に、無許可で電線を架けていたケースは、中国電力でも最大で7万5000か所あったことが、先に明らかになっている。
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 各電力会社、道路占有や高圧送電の地役権など、台帳整理がずさんなのではないか。
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 熊本県は2016年12月22日、九州電力(福岡市)とNTT西日本(大阪市)の電柱計105本(電線や電話線などケーブル総延長17・4km)が、五木、相良両村の国道445号に20年以上無許可で設置されていたと発表した。
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 未払いの占用料は計約690万円で、2社は年内に支払う。
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 県道路保全課によると、九電は電柱55本(ケーブル約2・2km)、NTT西は同50本(同約15・2km)が無許可だった。未払い占用料は九電が約184万円、NTT西が約509万円に上るという。
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 同国道は国が建設し、1996年3月に県に管理を引き継いだ。2社とも県に申請を出しておらず、2015年10月、同国道のトンネル新設工事で関係書類を整理した際に判明した。
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 九電熊本支社は「確認不足で申請が漏れていた。再発防止に努めたい」とし、NTT西・熊本支店は「申請し直すことを知らなかった。ほかに同様の事例がないか、調査したい」と話している。
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