無料カウンター    2017.05.08.
   懲りない天下りの官製談合(2)
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 熊本市の九州産交(現:九州産業交通ホールディングス㈱)を平成24年にHIS(株式会社エイチ・アイ・エス)が買収し子会社化した。
社長は、旅行業者HIS(株式会社エイチ・アイ・エス)の創業者である澤田秀雄会長の元秘書 矢田素史 氏が代表取締役社長に就任。
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 現在、九州産交(現:九州産業交通ホールディングス㈱)は「熊本桜町再開発株式会社」を設立し「熊本都市計画桜町地区第一種市街地再開発事業」に名乗りを上げ、バスセンターや展示場開発を熊本市と手掛けている。(西工区:鹿島建設㈱、東工区:大成建設㈱で施工中)
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 九州産交(現:九州産業交通ホールディングス㈱)と地元(熊本)の財界、政界(市議・県議・国会議員)、特に自由民主党熊本県支部連合会 幹事長 前川收(熊本県議会議員)辺りとの財界との関係はしっくりしているのだろうか?
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 長崎ハウステンボスもHIS(株式会社エイチ・アイ・エス)が買収(子会社化)し経営中。現在は、カジノ誘致に尽力を注いでいると言われている。
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 熊本空港暫定ターミナルビルも買収し経営希望していると言う・・・。
しかし、地元(熊本)財界が許すか知りたいところではあるが、現状は情けない地元(熊本)財界、政界と言う印象しかない。
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しかしそれは、地元(熊本)の取りまとめをしていた反社会的勢力のトップである祝宏行 氏(旧社名:株式会社シーアイ 代表取締役会長、現社名:株式会社ゼロス)の死去が多少なりとも影響を与えているのであろう。(祝宏行 氏は、永年 九州産交の債権取り立て等やトラブル解決等を担当。その手下には出田電業 出田社長(現存)は地元業界関係者等々では誰もが知っている有名な話である。)
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 2017.4.11に掲載した「懲りない天下りの官製談合」で取り上げた「熊本空港暫定ターミナルビル」プロポも魔訶不思議である。
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 設計事務所向けの国内線別棟設計プロポとゼネコン向けの国内線別棟設計技術支援業務(所謂ECI)が同時発注。通常の場合、設計事務所による基本設計が終了後にECIでコスト、工期遵守の為に発注する。
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 何故、設計事務所とゼネコンの同時発注するのか?
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 設計事務所は実績から推測すると、元設計の㈱安井建築設計事務所、前設計の㈱日建設計、何とかねじ込みたい㈱梓設計、㈱松田平田設計(MHS)、㈱日本空港コンサルタンツ(JAC)は参加困難か?
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 ゼネコンは4800平米程度の安普請案件は、元施工の大成建設㈱しか参加できない。
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 大成建設㈱に受注させて瑕疵を作り、思いのままにしたい熊本出身の航空局 谷川課長がしたい思惑は見え見えである。
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 通常は、急ぐならDB(デザインビルド)で設計、施工業者JVを組ませ選定する。
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 大成建設㈱は日建設計・㈱梓設計・㈱安井建築設計事務所それぞれ貸し借りがあり、特定との関係は出来ないのが現状のようだ。
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 大成建設㈱と発注監督官庁の官製談合そのものであり、震災災害復旧にカモフラージュの旧態依然とした発注行為である。

(旧)運輸省は規制監督官庁のままである。
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 熊本空港暫定ターミナルビルについては、今後も調査を進め 真相を暴いていく予定である。
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※熊本において 九州産交(現:九州産業交通ホールディングス㈱)・HIS(株式会社エイチ・アイ・エス)は、吉村文吾(元:安倍晋三 現、内閣総理大臣の後援会「安晋会」会長でAIU損害保険株式会社の日本最高責任者、AIG株式会社代表取締役会長)が熊本でも指揮をとった。
その元で大成建設㈱を脅して捕まったF氏、そして安倍晋三秘書の畑村(兄)が活躍した。
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