無料カウンター    2017.05.06.
   京都・生コン4協組:集金組織の連合会・出来るか!
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腹が満つれば熱意も薄れる!
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 毎週火曜日、夕方に近い時間、生コン4組合の幹部が集まり何を相談することがあるのか。4月から生コン料金もm3あたり2000円値上げとなり、練屋である工場はこの上ない喜びだろう。
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 この値上げでm3・18000円となり、一般ユーザーは高値で買わされ、スーパーゼネコンは800円値引きで仕入れる商社交渉があり、数量次第ではまだ値引ける要素がある。
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 連帯主導の値上げ策は万事うまくいき、工場や運輸、ポンプの従業員は給与も上がり生コン値上げの恩恵に預かっていることだろう。ここまで来たら、毎週お紺われている4協組会議を連合会組織に代えて連帯への上納金を明確にしようとするのが一部役員の考えである。
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 ただ各協組の構成メンバーは、古くからある工場、製造規模の大小、輸送車両の所有、骨材の仕入れ方法、固定客の有無などバラバラであり、一概に値上げをしたから各社腹が満たされているとは限らない。
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 連合会結成に向け値上げという統一は達成できたが、組合認可権がある中央会からの指導を受けているのか、もしかして、勉強会を開いているというパフォーマンスだけで中身は脱落者防止のための、営業力のない練屋への数量配分会議であるなら、独禁法違反ともなる。勉強会と称して「価格談合」と「組織維持」の会合なら、大問題だ。
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 連合会組織への移行目的は、連帯大阪のように京都も会費集金システムを確立したいのが本音であり、そのことにより京都全域を傘下に収めたいとの本音がチラチラ見えていたことで、値上げもできたが連合会移行はまだ先でもいいやという、協組幹部も出てきた。
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 組合員で働く従業員の待遇改善が連帯の目的であるはずが、逸脱した企業いじめは、従業員の職場まで奪っていっている。
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