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中国にも毒付き!
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敵も味方も見境なし!
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北朝鮮の国営メディアは、アメリカの圧力に同調して制裁を強めようとする中国を念頭に、「破局的な結果も覚悟すべきだ」と警告する異例の論評を出した。
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朝鮮中央通信は4月22日の論評で、「周辺国が我々を公に脅している」として、名指しは避けつつも石炭の輸入停止など制裁を強めようとする中国を批判した。その上で、「制裁に執着するなら、我々との関係に及ぼす破局的な結果も覚悟すべきだ」と警告。北朝鮮が、結びつきの強い中国を批判的に伝えるのは異例で、アメリカの圧力に同調する中国の姿勢に不満を募らせているものとみられる。
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一方、アメリカの北朝鮮研究機関は19日に、北朝鮮北東部・豊渓里の核実験場を撮影した衛星写真を新たに公開した。3日前の写真ではバレーボールをする人たちの姿が確認できたとしていたが、新しい写真では人影は見られないとしている。また核実験場付近では、新たにトレーラーなどが確認できるという。
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研究機関は、待機状態が続いているのかなど、はっきりしたことは分からないとしているが、いつでも核実験を行える状態であることに変わりはないとの見方を示している。
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中国外務省報道官は20日までに、北朝鮮の韓成烈外務次官がミサイル実験を毎週実施し、脅威を受ければ核兵器を用いるとした最近の言動に関連し、中国は北朝鮮による核やミサイル関連の活動に重大な懸念を抱いているとの認識を示した。
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記者会見で表明したもので、同次官によるこの種の発言は事態を改善する助けにはならないともいさめた。中国は北朝鮮の長年の同盟国とみなされているが、報道官の今回の発言は北朝鮮が続ける核絡みの威嚇的な姿勢へのいら立ちを示すものとも受け止められている。
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報道官はまた、北朝鮮問題に関する米政府当局者の最近の見解を称賛。朝鮮半島の核問題の解決に必要な全ての平和的手段を講じるとの立場は中国が正しいと信じる進むべき一般的な方向であると述べた。
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北朝鮮の韓外務次官は英BBC放送の会見に応じ、「米国が軍事手段に踏み切るほど無謀になったら、それは即座に全面戦争を意味する」と明言していた。中国外務省報道官の発言は、次官の会見の翌日となっている。
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