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   京山㈱の米:中国産米混入・検出されず!
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JAグループ京都・検査結果公表!
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 2月13日発売の「週刊ダイヤモンド」(2月18日号)が、「告発スクープ 産地偽装疑惑に投げ売りも・JAグループの深い闇」の見出しで報じた。
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 記事は、JA京都中央会が出資している米卸売業者「京山」が精米・販売した銘柄3種で、ダイヤモンド誌が購入した3銘柄の米を無造作に10粒選び専門の検査機関に委託して検査した結果、「滋賀こしひかり」10粒中6粒、「魚沼産こしひかり」10粒中4粒、「京都丹後産こしひかり」10粒中3粒が「中国産コシヒカリ」と判別されたという。
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 検査方法は、DNA検査と同位体検査の2種類で行われた。DNA検査はコシヒカリなど品種を判別するため、同位体検査は土壌を分析し生産場所を特定するためで、このうち同位体検査を行った同位体研究所は「認知度は低いが、国際的にも信用性は担保されている検査」という。
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 週刊ダイヤモンドによると、告発のきっかけは「かねてから関西のスーパーのコメの値段が関東よりも安いことに疑問を持っていたところ、『京都のある会社の経営が厳しいらしい。何かやっている可能性がある』という話から京山という名前が出てきた。調べたところJAグループの子会社だった」という。
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 そこで番組リポーターが4月14日、京都・伏見区にある京山の精米工場を訪れた。工場ではこの日も精米作業が続けられていたが、疑惑報道を受けて返品が相次いでいるという。
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 中国産コシヒカリがどの段階で混入されたのか。一般的にコメは生産者から玄米のままJAの目視検査を経て玄米のまま卸売業者に運ばれる。ここで精米、袋詰めにされ小売業者に出荷される。
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しかし生産者は「評判を下げるだけで混入する意味がない」と言い、JAも「生産者から集めたコメをそのまま卸売業者に届けている」という。可能性として京山の精米段階での混入が疑われているのだが、「外国産米を取り扱っていない」と完全否定している。
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“「当者が産地偽装を行い中国産のコメをブレンドして国産米として販売したことはない。記事は事実に基づいていない」
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 山本有二農水相は「報道は承知している。産地偽装というのは私どもが進めている食の信用や安全に反するものですから徹底的に厳正に対処する姿勢で臨んでいきたい」と述べており、農水省が調査に乗り出しているという。
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 数年前のネット通販の中国産米の値段は5kg当たり980円という国産米の2分の1以上の安さ。安く買って混入すれば利益は出る。問題はその安全性だ。司会の小倉智昭も「同じコシヒカリといっても、中国で生産された米はどんな方法で生産されたかわかりませんからね~」と訝った。
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<JA京都の検査結果>


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