無料カウンター    2017.04.10.
   米中会談:米大統領の本気度に習主席は・・・!
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平行線のまま・会談は可も不可もなし!
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強気の米国・朝鮮半島に空母派遣!
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 トランプ政権がいま最も重点をおく政策とは「中国こそが北朝鮮の生殺与奪の権を握っているとみており、北朝鮮は食糧とエネルギーのほぼすべてを中国に依存していので、その中国が北朝鮮に対する経済制裁を徹底すれば、核兵器開発の停止にも効果があると見ている。しかし、中国は北朝鮮に対する石油の輸出を止めるつもりはない。そのような態度を見て、対話と言う申し出に対し、ティラーソン国務長官は北朝鮮との外交交渉を拒んだうえで、「軍事的な行動」という言葉を言いだした。
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 空母カールビンソンを急遽、朝鮮半島へ移動させた事にも米の強硬姿勢を見て取れる。トランプ政権が狙うのは、シリアに打ち込んだ巡航ミサイル・トマホーク発射だけでなく、北朝鮮の北西部の弾道ミサイル発射基地などへのミサイルと空爆の複数攻撃が想定される。
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 この場合に想定されるのは、北朝鮮を軍事攻撃すれば北朝鮮は即座に韓国に全面反撃をし、朝鮮半島で全面戦争になる恐れがあることだ。そういう事を中国に考えさせるために、空母を移動させた。ただ、トランプ政権の「北朝鮮への拠点攻撃は拠点だけで限定できる」「全面戦争は抑止できる」という見方は安易すぎるところある。本当に限定攻撃が、北朝鮮に対し反撃抑止になるかは分からない。
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 北朝鮮に本気で攻撃をかけるぞと中国に圧を掛けることで、中国は北朝鮮に対して「石油輸出を全面禁止」するだろうか。いまのところ、中国は北朝鮮に対する石油の輸出を止めるつもりはない。
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 4月6、7日と米中首脳会談が行われたが、トランプ大統領の強気の姿勢が際立っただけ。習近平主席が中国で、どう対処の決断を下すのか、北朝鮮は簡単に中国の言葉に同意もしないし、従う事もない。中国も、北朝鮮がこのまま原水爆・大陸間弾道弾開発で軍拡を進めることを良しとはしていないが、このままでは脅威の隣国となってしまう。
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 米国に限定的でも、軍事施設や核施設を破壊してもらった方が、得策なのかもしれない。事実、中国人民解放軍の北部戦区の軍隊は北朝鮮国境に集中している。そういつまでも、北朝鮮の好き勝手にさせないぞと言う危険視の表れなのだが、、、。
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