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   小池知事・豊洲移転:再開の結論は出さず!
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移転するかは都民の判断と逃げるのか!
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世論は移転に賛成が多くなってきた!
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 都議選が近くなると、小池都知事の言動にも「マイナスイメージ回避」がみられる。
都知事就任早々、オリンピック施設(森組織委員長)と豊洲移転(石原元知事)に疑義を唱えたが、オリンピック施設問題は近隣県の知事を味方につけたつもりだったが、国際オリンピック委員会などの牙城で全面敗北、挙句に近隣県の仮設施設会場の建設解体の費用も東京都が負担する羽目になった。
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 豊洲市場の移転に関しては、「安心・安全」を前面に立て、土壌汚染水が食に対する安全はクリアできても、安心と言う点ではまだクリアされていないとし、豊洲へ移転するか、築地市場を改築するか「市場のあり方戦略本部」を立ち上げ、検討の結果を踏まえ小池知事が判断するという遠い曲がりくねった道を作り「結論先延ばし」の方策を取っている。
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 すべては、7月2日投開票の都議選に向けての対策である。小池知事も、元々は権勢思考の国会議員であり、マイファースト志向での党を渡り歩き、役人は信用できないという事は肌で感じている。東京都の役人数は167、000人。一般行政部門9つの職員数だけでも18、300人もいる。自分の右腕的行政マンを副知事に据えるようなことをせず、外部招へいのプロジェクトチームに企画・立案・進行を託し、役人はその指示で実行する役目。
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 小池知事は、豊洲問題だけが仕事ではないというが、小池都政発足以来、各種施策は都政改革本部に設置したPT(プロジェクトチーム)に依存しているのは都民が知っている。問題提起は鮮やかだが「結論は二の次」的なことが多く、豊洲移転に至っては自身の判断にマイナス点をつけたくのか、市場のあり方戦略本部の方向性が出た上で結論を出すという、得意の先送りに出た。
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 民進党も、豊洲移転に舵を切ったが、小池知事は「妥協」と言うスタイルを取ることは敗北と感じているのだろうか。時間と共に小池色にも色褪せが見えてきた。
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2017年03月31日  中央卸売市場
<市場のあり方戦略本部(第1回)の開催について>
このたび、市場のあり方戦略本部(第1回)を下記のとおり開催しますのでお知らせします。
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1 日時
平成29年4月3日(月曜) 15時10分から15時40分まで
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2 場所
東京都庁第一本庁舎7階 中会議室
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3 出席者
知事、中西副知事、政策企画局長、総務局長、財務局長、中央卸売市場長 ほか
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4 議題
1.今後の進め方について
2.その他
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 築地市場の豊洲への移転について、小池知事が判断の指針の1つとするために立ち上げた「市場のあり方戦略本部」の初めての会合が開かれ、今後、関係者へのヒアリングをしたうえで、集中的に検討を進めていくことを確認した。
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 「市場のあり方戦略本部」は、小池知事が豊洲市場の問題を検証する専門家会議や市場問題プロジェクトチームに加えて、総合的な移転判断の指針の1つとするために新たに設置した。
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 4月3日は戦略本部を専任で担当する中西充副知事のほか、都庁内の各局長などが集まって初めての会合が開かれ、この中で小池知事は「都民との約束が十分に果たされておらず、課題をしっかり見据えて今後の市場の在り方を考えていくことが必要だ。これまでのさまざまな検証の成果を戦略本部に集約し、残された諸課題を総点検して、私の総合的な判断につなげていきたい」とあいさつした。
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 会合は非公開で行われ、都によると、築地と豊洲のそれぞれの市場の課題を整理するとともに、市場の安全性や事業の継続性、それに今後の市場の在り方などについて、関係者にヒアリングをしたうえで、集中的に検討を進めていくことを確認したという。
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 専門家会議やプロジェクトチームが会合のもようを全面的に公開しているのに対し、今回、非公開としたことについては、「政策決定過程の議論なのでひとまず非公開にして、一定の結論が出た段階で議事内容や資料を公開したい」と話している。
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