無料カウンター    2017.01.27.
   都民ファーストとは・詰まる所:小池ファースト!
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知事は今、壁つくりで忙しい!
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いま業界団体に金ばら撒き中!
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4年前の都議選、自民都連幹事長だった“ドン内田茂都議”が「決起集会には都内の建設、流通、食品など300余の業界団体から構成される『東京都各種団体協議会』のメンバーが参加。「東京私立中学高等学校協会」の近藤彰郎会長(八雲学園理事長・校長)が開会の辞をつとめた。今度は、小池知事が年収760万円未満の家庭を対象とする私立高校の授業料の実質無償化を表明し、さあ「自民を取るか、小池をとるか」と迫っている。
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例年200億円に上る「政党復活予算」で自民が各種団体の要望実現で有効利用してきたが、新年度ではこの200億円を小池知事が有効利用し始めた。
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小池都知事が1月23日午前から夕方にかけ、各業界団体のトップを都庁に呼び出した。2017年度予算案の知事査定の結果、つまり“オタクの団体にはこれだけの予算をつけます”と伝えるためにだ。25日に予算案の全体像の発表を控え、各種団体に“カネをくれてやる”と言わんばかりのセレモニー。予算編成権を掌握する立場を強調した高慢な態度は、来る都議選のマイナス要因となりかねない。都は「予算案の正式発表前に具体的内容を表には出せない」(財務局主計部財政課)と説明するが、なぜ都民より先に団体に説明するのか。都民ファーストの名折れだ。
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「ある団体のトップは小池知事の側近に初めて会うなり、『今後、都の予算は議会でなく、小池が決める』『次の都議選は自民党ではなく、小池の推す候補を応援しろ』と迫られたと言います。小池塾の塾生から擁立する方針とはいえ、まだ候補も決まっていないのに、随分と居丈高な態度です」(業界団体関係者)
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そのうえ、昨年末のヒアリングも今回の予算案の伝達も、各種団体とのスケジュール調整は一切なし。小池サイドが「この日、この時間はこの団体」と一方的に呼びつける。ヒアリングのトップバッターだった「東京私立中学高等学校協会」のように団体トップが公用で欠席すると、小池知事に「お越しいただけなかったこと、とても残念でございます」などとイヤミを言われてしまうのだ。
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「小池都知事のような立場にある政治家には、やはりバランスが求められます。都知事なら何でも自分の思い通りになるかのような独裁者然とした態度は各種団体の反感を買うだけ。都議選目前の予算編成権を武器に、自民党都議団の支持組織を自分たちに取り込むのが狙いなら、マイナスにしかなりません。いずれ自分自身にはね返ってくると思います」(政治評論家・山口朝雄氏)
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このやり方は、自民党のやりかたその物であり、200億円という自民利権の壁を壊したが、その跡に小池利権の壁を建築中なのだ。小池呪文の「安全・安心」と「都民ファースト」と言う単語の前に「小池の・・・」という文字が入るようだ。
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「安全・安心」を使っているのは豊洲市場であり、「都民ファースト」を使うのは石原元知事と内田前自民幹事長を指している。豊洲が安全なのは分かっていても「都民が安心するか?」と疑問符を出して、移転時期をハッキリさせない。1月26日、都が当初の開場予定だった昨年11月から来年3月までの17カ月間の補償額を検討し、金額を算出した。
移転延期補償は90億円台半ばという。都議選が終わるまで、結論は引き伸ばした。そのほうが「豊洲は不安だ」と都民に言える。
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新国立競技場のプロポで大成・梓・隈研吾JVに敗れた伊藤・日本・竹中・清水・大林JVの伊藤豊雄建築設計事務所の本人が、新国立で敗れた訳などを書いた単行本「日本語の建築」(PHP新書)の1ページ目に、『壁、壁、壁......。前を向いても後ろを振り返っても、右も左も壁ばかり。渡る世間は壁ばかりです。』で始まっている。これは東北震災の防潮堤のことを言っており、海辺で暮らしていた人が海さえ見られない生活の矛盾を嘆いているが、『「安全・安心」のためだから、と言われてしまうと任日ともそれに逆らう事はできない。手も足も出せなくなってしまうのです。』つでけて、『巨大な防潮堤を成立させている「安全・安心」という壁こそが、実は最も堅固な壁なのです。しかもこの壁は必ずしも目に見えないけれども我々の周りの至る所に立ちはだかっています。なぜなら、「安全・安心」の壁は「管理」という壁と同義語だからです。おかみが自分の管理責任を問われるときは、必ず持ち出してくるのが人々の「安全・安心」のために、という切り札なのです。』と書いている。
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まさに、東京都の小池知事が「安全・安心」と聞こえ良い「都民ファースト」を連発しながら、言うたびに強固な管理壁を構築しているのだ。完成した時、都民からは「都庁内部が見えない伏魔殿」が完成し、西太后のような「小池ファースト」が出来上がっているのかもしれない。
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