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デフォルト増懸念も・格付機関!
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中国の信用格付機関である中誠信国際信用評級によると、2017年に満期を迎える発行済み債券は4兆3,000億元(約71兆3,000億円)で、同年中に発行と償還が完了する短期債も含めると償還額は計5兆5,000億元(約91兆1900億円)を超える見通しだ。デフォルト(債務不履行)の増加が懸念される。12月6日付21世紀経済報道が伝えた。
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債券市場のデフォルト率は14年に0.07%だったが、15年は0.45%、今年は11月末時点で0.56%まで上昇。14年以降のデフォルト件数は85件で、契約通りに履行されなかった債務総額は累計370億元超となっている。
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中誠信の閻衍董事長は「17年に信用リスクが目立って改善する可能性は低い」と分析。政府が過剰な生産能力の解消を進めていることを背景に、対象業種である鉄鋼、石炭をはじめ金属、化学工業、設備製造などの企業でデフォルトの発生リスクが高いと指摘した。
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