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社台コーポレーションへは返金!
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下河辺牧場へは28日返金へ!
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自民党の橋本聖子参院議員会長が代表を務める「自民党北海道参議院比例区第83支部」が、農林水産省の交付金の交付決定を受けた北海道の企業2社から計42万円の寄付を受けていたことが11月26日、平成27年分の政治資金報告書で分かった。
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政治資金規正法は、国の補助金などの交付決定を受けた法人が、通知から1年を経過するまで政党や政治資金団体への寄付を禁じている。
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2社は競走馬の育成・管理で有名な「下河辺牧場」(日高町)と「社台コーポレーション」(安平町)。取材に対し、法令違反の恐れもあるとして、下河辺牧場は28日に返金の方向で橋本氏側と調整し、社台コーポレーションは橋本氏側から既に返金を受けたという。
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収支報告書や2社によると、2社は昨年12月1日に農水省の交付金の交付が決まった。同月3日に下河辺牧場が30万円を、同月15日に社台コーポレーションが12万円を同支部に寄付した。
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橋本氏の事務所は、1社については25日付で寄付を返還。収支報告書を訂正したという。もう1社にも28日付で返還するとし、「(補助金対象と)知らなかったとはいえ、返金が相当と判断した」とコメントした。
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橋本氏の「自民党北海道参議院比例区第83支部」の収支報告書などによると、2社は「下河辺牧場」と「社台コーポレーション」で、トップレベルの競走馬の育成や管理などで知られる。15年12月1日に農水省の「水田活用の直接支払交付金」をそれぞれ約18万円、約528万円受給することが決まった後、下河辺牧場は同3日に30万円、社台コーポレーションは同15日に12万円を、同支部に寄付していた。
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農水省の通知を受けながら寄付を行ったことについて、下河辺牧場は「制度を知らず、通知に気付かなかった」とし、社台コーポレーションは「法令に抵触するという認識がなかった」とそれぞれ回答した。
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