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現病院の跡地利用も鹿島建設㈱が中心!
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橋本駅南口の相模原協同病院の移転工事を鹿島建設㈱が受注したことは、鹿島建設㈱ にとって至極当たり前のことであろうが、「過去を見れば今が見えてくる」という有線
TVの洋画番組のPRの言葉であるが、今の鹿島建設㈱にそのまま当てはまる言葉でも ある。
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相模原協同病院
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鹿島建設㈱はJA神奈川厚生連の病院建設は、伊勢原協同病院に続いて2件目である 。
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相模原協同病院 パンフ
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茨城厚生連でも本年4月開院の土浦協同病院を施工し、着工延期となりヘリポートの追加設計中の水戸協同病院もあり、鹿島建設㈱が本命視されている。
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このほかにもJAの協同病院の計画はあり、全国厚生連の傘下の各県厚生連は利権に 関しては表裏一体となり、各県が勝手に走り回っているわけではない。全国厚生連の中
枢とつながるとその系統に繋がる各県厚生連にもつながっていけるという具合である。
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そういう分けで、鹿島建設各支店営業部は各県理事長に繋がり、新病院開設準備室の 実質責任者と連絡を密にし、病院構想の実行に移ることになる。時には設計事務所とタ
ッグを組み病院構想の中で医療機器の選定にも口をはさむことになる。
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新相模原協同病院移転新築の実行に当たっては
JA神奈川厚生連 竹内仁代表理事理事長が了解のもと
新相模原協同病院準備室 小俣純一室長が代行の中心となり
鹿島建設㈱横浜支店 斉藤輝明営業部長が仕込みの責任者
の3人が構想実行をすすめ、実行の中心人物は 小俣室長 であり、新病院の構想の中には、「職員宿舎、デイサービス、保育所、老人ホーム、駐車場など」の整備の指揮を取っている。
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ゼネコン各社が小俣室長に面談しようとしてもガードが固く、総合案内所からアポを取って許可を得ないと会えない。直接準備室に行こうとしても従業員カードをセキュリティに通さないと入れないし、入口でコールボタンを押しても受け付けを通してと言われ、会えないのが現状だ。電話をかけても席を外しております、外出中です、帰る時間は判りません、終日出張と言うのが決まり文句だ。
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新病院準備室
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なぜ、各社が小俣室長に会おうとしているのか、、、。それは、31年には新病院が開院するであろうが、現在の病院跡地の再活用は相模原市の構想の中では、中高層住居
用途地域となり、マンションが予想される。現段階では、鹿島建設㈱と大和ハウスが跡地利用の仕込中であり、小俣室長と着々と進行中であると見られている。
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各社、鹿島建設・大和ハウスの先行を黙って指をくわえてみているわけではない。
会えれば、チャンスは広がるのだが、いまのところ会う目途は立っていないようだ。
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JA神奈川厚生連は官庁ではないが、各病院は市民病院がないところでは「中核病院 として市の補助」を受けていることが多い。土浦病院のように周辺自治体から毎年運営
補助金を受けている場合もある。
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JA神奈川ビル
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言い換えれば、半官半民のような立場である以上、業者と利害を共通することは「談合だ」と言われても仕方がないことだ。JAという巨大組織が運営する協同病院。理事長や病院幹部は上手に利権を管理すれば、それなりに運上金が手に入ることは、本紙が土浦協同病院の院外薬局の利権で土地借地料が長期間、茨城厚生連幹部の懐に入ることを掲載したので、読んだ読者も多いだろう。
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相模原市は、相模原駅北口の補給廠の一部が返還され再開発計画、駅南口の再開発、市役所周辺再開発、橋本駅北口高層ビル群計画、リニア新幹線駅、これに伴う南口再開発
、国道16号線(4車線)の立体化等による機能強化、交通道路整備計画など多量の工 事が待っている。
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鹿島建設㈱でなくても、相模原市の各種整備計画は「金のなる木」なのだ。平成39 年のリニア開業に向け、鹿島建設㈱はJA神奈川厚生連の相模原協同病院建設で先鞭を
つけた。継続して現病院の跡地整備でも手中に収めようとしている。
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鹿島建設㈱横浜支店
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鹿島建設㈱横浜支店の次の狙いは何処だ。
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つづく
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