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   スズキケンセツ・残土:精華町の規模縮小しても・地元ノー!
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旧みやこ土木の不信感・拭えず!
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スズキケンセツが精華町で申請している残土を利用した盛土工事は、過去にみやこ土木(平成25年に破産)が同一物件で砕石を採取する事業を行っていたが、跡地修景緑化工事も行わず破産しており、その後始末と称してスズキケンセツがみやこ土木の協定書の遺志を受け継ぎ災害予防のために盛土を行いたいというのが「事前協議の趣旨」であるようだ。
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事前協議対象面積は当初7.8haから4.3haに縮小されているが、みやこ土木の採取場は4.2haであり、隣地開発の対象となる林地伐採が不要となる面積である。
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スズキケンセツが事前協議に添付した旧みやこ土木の土地は、破産時点で任意売却となり取得者は石原氏(元K不動産社員)となり、スズキケンセツが借地の契約をしたのであろうが、申請後の平成26年6月27日に京都府公報で意見書を募集している最中の6月30日に第三者へ転売され、取得者は㈱aiコーポレイション(大阪市)となっており、山城広域振興局はその事実を知らされていないという。
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地元2自治会(M自治会とH自治会)は、スズキケンセツの持ち込む建設残土はどのようなものか性質が分からず、みやこ土木に加え再度スズキケンセツに迷惑を持ち込まれることに対し納得をしかねている。
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特に運び込むダンプは15台を投入するという事に対し、目的地へ来る最短ルート東側ルートは2車線であるが、H自治会は断固反対し、スズキケンセツは遠回りとなる西ルートに変更したが、この道路は1.2kmあり1車線しかなく交通渋滞の原因となるからもう1車線増やすのが条件とM自治会は主張している。
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スズキケンセツは、車線増幅の確約書を出すから同意書をお願いしたいと申し出たが、車線拡幅が実行できたら同意書を出すと突っ張っている。鈴木社長、紙切れを出しても実行しないと自治会は見ており、車線拡幅は自治会が土地買収から施工まで責任を持つからそれだけのカネを持って来いと言っている。
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スズキケンセツとしては、2年半も経過しこれ以上ダラダラできない事情もあり、焦っていることは事実だが、地元の要求する各種条件を言葉と紙切れで乗り切ろうとしているが、このままでは1年たっても同意書は出ないであろう。
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地元にとっては、盛土をする土地の所有者は地元におらず、盛土をして迷惑をこうむるのは地元住民と農家であるから、どんな美辞麗句を並べても今のままで放っておかれた方が迷惑は小さくて済む。
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振興局は、2自治会が同意書をだし、協定書を締結したなら、正式に申請書を受理するとし、受理後3か月程度で許可を出すことになると言っている。
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少々不思議なことがある。みやこ土木の4.2haを含んで7.8haの土地が事前協議の対象面積であり、跡地以外の3.6haは林地であるから、林地開発として山城広域振興局は協議しているのであろうが、規模を縮小し砕石採取跡地だけが対象となるなら伐採も必要なくなる。砕石採取場の許可の時は、南山城保健所や南山城土木事務所が管轄であり、その時に跡地修景緑化の計画書も出されているのだから、今回の盛土は植林を目的にしているのだから、緑化計画の実行となるはずだ。
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山城広域振興局は、スズキケンセツに対し南山城土木事務所に申請するようにと言うのが筋ではないのだろうか。
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つづく
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