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   姫路環境開発:狙いは西日本の覇者か!
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安定型処分場は目途がついた!
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当面は目立たぬように!
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10月18日「産業廃棄物:業界は寡占化へ進むのか!」の記事の内容について、読者からどこの業者を指して書いているのか、という問い合わせが相次いでいるので、本日は業者の名を記す。
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対象としていたのは「姫路環境開発」である。
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姫路環境開発は、へなちょこ会社ではなく、ゼネコンの一流企業も固定顧客としている業者であるが、一方においては反社会的なところに救いを求めようとしている面も見られるのが気になる企業である。
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取引先にはスーパーゼネコンの大林組、鹿島や地元の神埼組があり、スポット的取引は大手・中堅ゼネコンと多数ある。扱い品目も中間処理では鉱滓やばいじんの混練・成形処理も持つなど、盟友の環境保全センターが管理型処分場をもっており、持ち込みやすいことも一因であろう。
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先日の鳥取県地震で北栄町にある㈱河金組産業廃棄物処理場は安定型であり、冬期間は雪にも影響が出ることで、中心は広島県の西部環境(安定型)という事だろう。
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環境保全センターも、この夏から処分場の拡張工事(施工は三ツ星ベルト・宮本組JV)が行っており、拡張工事費は15億円とも言われている。
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姫路環境開発が処理をしていた八尾の病院跡地の汚染を含む昔の廃棄物埋め立て場の廃棄物は、排出事業者・大同産業から姫路環境経由で保全センターへ入る計画のマニフェストも作成されていたようだが、実際には入っていない。この時期、豊能町のダイオキシン焼却灰が神戸環境建設で固化され保全センターへ運び込まれ、それが公となり汚染廃棄物が処分されるタイミングが失われたのだという話も伝わっている。
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本紙が問題とした八尾の病院跡地の管理型へ入れる廃棄物が一時的に姫路環境開発のヤードの中に滞留していた。しかし、本紙が問題とする以前に2500tの廃棄物はどこかへ持ち出されていたことは「行政も顧客・大同産業」も問題にしてはいない。
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姫路環境開発が八尾の現場から運び込んでいる最中に本紙から指摘され、その後に運び出されている2500tは中国地区の管理型へ運び込まれている。西部環境は安定型なので、別な処分場であり、処分場名は省略する。
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不思議なことが一つある。
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姫路環境開発が私募債で1億5千万円調達した時期に、14億円という資金を4行から借入したことは業界で知っているのは一握りである。また、その15億円もの使途先は何処なのだろうか、、、ということである。
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つづく
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