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   西脇市太陽光発電所:電線4km盗難・発電不能!
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損害額約370万円!
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 兵庫県西脇市は9月30日、市が設置している市太陽光発電所(同県多可町中区)で電線 (銅線)48本(約2t)が切断されて盗まれ、兵庫県西脇署に被害届を提出したと発表した。発電不能となり、復旧までに10日間程度かかる見通しという。
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 市によると、盗まれたのは発電所内のソーラーパネルと、直流の電気を交流に変換する「パワーコンディショナー」を結ぶ電線で総延長約3900m分。損害額は約370万円。
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 市職員が9月29日、市役所のモニターで異常に気付いた。管理を委託する業者が確認したところ、発電所入り口の鍵が壊され、電線が盗まれていた。同月22日から発電量がゼロになっていたという。
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 同発電所は昨年10月に送電開始。新電力事業者「F-Power」(東京都港区)に売却しており、発電停止で一日当たり約19万円の損害が発生するという。
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 同発電所は同市が約1・8haの敷地にパネル8224枚を設置し、昨年10月から稼働 している。出力規模約1・4メガワット。東京の新電力事業者に売電し、1日平均約19万 円の収入を得ていた。
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 施設は高さ約1・8mのフェンスで囲まれているが、入り口の南京錠が切断され、発電し た電流を家庭用に変換する機械とソーラーパネルをつなぐ電線が約100mにわたって48本(総延長3918m)盗まれていた。補修委託業者は異常発生を通報する監視システムを導入していたが、気付かなかったという。
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 西脇市は10日後をめどに復旧を目指すとともに、防犯カメラの設置や警備会社との契約 、定期的な見回りを実施するという。
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