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長野県内では3件目!
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JR東海は、リニア中央新幹線の建設プロジェクトで、「中央新幹線伊那山地トンネル新設(坂島工区)」の施工者を清水建設・大日本土木JVに決めた。公募競争見積もり方式で選定手続きを進め、9月28日に契約を締結した。契約金額は非公表となっている。リニア
中央新幹線の山岳トンネル工事では、5件目(鉄道建設・運輸施設整備支援機構発注分の中 央アルプス山口工区を除く)の契約となる。
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工事場所は長野県豊丘村、大鹿村。伊那山地トンネル(延長約15・3km)の初弾工事として、中央部に当たる約5・1km区間を建設する。最大土かぶりが900m以上の区
間が含まれており、主に領家帯花こう岩類の地層での掘削作業となる。
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事業説明会の資料によると、本線トンネル北側の非常口から斜坑を掘削し、東京方面に向けて本線トンネルを掘削する。追加予定工事を含めた工期は26年9月30日まで。同トンネルの残る施工区域をいくつの工区に分割して発注するかは、現在検討中。決まり次第、順次発注手続きに入る。
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JR東海の柘植康英社長は29日の記者会見で「各地域でそれぞれ説明会を丁寧に行い、進ちょくの前後はあるが、リニア新幹線の建設事業全体ではほぼ計画通りに進んでいる」と述べた。
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名古屋市の本社であった記者会見で、柘植康英社長が明らかにした。JRによると、4月 に建設業者の公募を始め、入札を経て28日に契約した。工事期間は29日〜2026年9
月末。契約金額は公表されていない。JRは地元での工事説明会を経て着工する方針。
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JR東海は、今年2月に南アルプストンネル長野工区(8・4km)の工事契約を別の JVと締結。同社から工事を受託した独立行政法人鉄道・運輸機構も8月、中央アルプスト
ンネルの西側の木曽郡南木曽町―岐阜県中津川市間(4・7km)で鹿島(東京)、日本国 土開発(同)、吉川建設(飯田市)の3社のJVと契約している。
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JR東海は、南アルプストンネル長野工区の説明会を地元の大鹿村で開いている。柘植 社長は会見で「誠心誠意、理解を深めてもらうための取り組みをしている。地域の皆さんの
理解は少しずつ深まってきていると考えている」との認識を示した。. |