無料カウンター    2016.09.23.
   突然やってくる・衆院解散:年末か年明けか!
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週刊誌やマスコミは次のネタ探し!
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蓮舫民進党も期待薄で!
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 週刊誌や雑誌が衆議院解散が近いと書き始めた。参議院選前の衆院選の憶測記事と似たよ うな構図となっている。安倍晋三首相が、再来年12月の衆院議員の任期満了までにいつ衆 院解散に踏み切るか――。
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 永田町で、またも衆院の解散風が吹き始めている。きっかけは、12月15日の日ロ首脳 会談の開催決定。安倍晋三首相の地元・山口県で開かれるとあって、北方領土問題の交渉進 展を期待する声も多い。外交成果を携え、国民に信を問うシナリオとは。
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「(領土問題の)交渉を具体的に進める道筋が見えた」
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 安倍首相はロシア・ウラジオストクで2日、プーチン大統領と首脳会談し、こう手応えを 強調した。プーチン大統領も「この問題はぜひ解決しなければならない。われわれは決定的 な一歩を踏み出す用意がある」と前向きな姿勢を示した。
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 そこで関心が高まるのは、12月に山口県長門市で開かれる会談の成果だ。
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 日ロの交渉関係筋は「(歯舞、色丹の)2島返還プラスαの一定の成果を明記した共同文書が発表されるだろう」と歴史的な会談になるとの見通しを示す。領土問題に長年かかわり 、交渉のキーマンの一人でもある新党大地の鈴木宗男代表は強気の見方を示した。
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「12月15日に何らかの道筋がつけられる。4島一括返還は現実的ではなく、安倍首相も 2島返還でいくと言っている。うまくいく。12月には勝負がつく」
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 政府は「4島の日本への帰属が確認されれば、返還時期や条件は柔軟に対応する」との立 場だ。国後と択捉を含めた4島の一括返還を求めるのが本筋だけに、与党内には「2島返還 で手打ちは正直しんどい」(自民党幹部)との声もある。
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 ただ、鈴木氏は「ビザなしの自由往来や共同経済活動、残る2島の継続協議などに加え、 戦後70年以上住む日本人、ロシア人島民をいかに平等に扱うか。今後の交渉次第だが、安 倍首相は何らかのカードを切るはずだ」と進展に向けた秘策があることを示唆する。
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 12月の山口県での会談を前に、日ロ首脳は11月にペルーで開かれるアジア太平洋経済 協力会議(APEC)でも会う予定だ。
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 国内経済はいまひとつ。日銀の黒田東彦総裁が政策発表後、円は一時下落したものの結局 、前日比上昇で同日の取引を終えた。おおむね予想した通りの変更だった。まず、量的ター ゲットは事実上棚上げされ、金利ターゲットへと移行した。為替は乱高下している。今回1 0年金利については、現状のゼロ%程度が目標とされた。もちろん、何らかのショックによ って、長期金利に大幅上昇圧力が生じた場合には、それを抑えるべく購入量や購入対象年限 が調節される。FRBも当面の金利は変更しないことを発表。
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 このような状態のとき、野党第1党の民進党党首選が蓮舫に決まり、野党支持者や国民は期待した瞬間に失望に転じた。執行部人事が野田派で占められ、蓮舫代表は果たして自民党に立ち向かえる野党として国民の期待に添えるか疑問視され始めた。7月の参院選では、野党が統一候補を擁立し、自民党は思わぬ苦戦を強いられた。衆院選での野党協力が進む前に解散に打って出たい思惑もある。
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 領土問題の進展という外交成果を機に、国民に信を問う総選挙シナリオ。12月25日のクリスマスにも、との観測が永田町で出始めた。
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 もう一つの見方は、来年1月の通常国会冒頭に衆院を解散し、2月に衆院選を断行するのではないかという観測がしきりに流れている。民進党がダラシない今のうちに、安倍首相「年明け解散」の可能性が大きいというのだ。野党統一候補の選択準備が進まないうちに、解散に出ようという考えだ。
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 公明党幹事長・井上義久が9月17日の同党大会で、来年5月に小選挙区区割り改定案が出されることと関連して、次のように語ったことが波紋を広げている。「現行の区割りのもとで行われる可能性は十分ある」
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 井上は定数削減、区割り改定前の衆院解散があり得ると予測した。井上は衆参同日選見送り論議の際に、一貫して「同日選無し」との見立てを変えず、その通りの結果になった。その井上が発言したのだから、今後、ますます年明け解散説は広がっていくだろう。

 過去の例で、外交得点が票に結びつかないのは田中角栄政権でも実証済だ。年明け後の「1月解散ー2月衆院選」をしないと、来年中の衆院解散は難しくなる。2月から4月にかけては来年度予算案、予算関連法案の審議が優先され、6月には東京都議選が行われる。公明党・創価学会は衆院選と都議選のダブルを嫌っている。
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 また、定数を是正すると、小選挙区で青森、岩手、三重、奈良、熊本、鹿児島で各1議席減り、これらの選挙区で候補者の調整を迫られる。区割り審は来年5月27日までに改定案をまとめ、首相に勧告する。これを受けてごたごたするよりも、区割り調整前に選挙をしておきたいのも本音だ。
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 選挙とは、勝てるときにやらないと、、、。年明け解散が玄人筋の見方だが。
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