無料カウンター    2016.09.14.
   務台俊介内閣府政務官:おんぶされ冠水地渡る!
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長靴は現地が用意するものと思っていたのか!
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被災の岩泉視察時!
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 務台俊介内閣府政務官兼復興政務官が台風10号に伴う豪雨被害の視察で1日に岩泉町を訪れた際、長靴を着用せず、冠水場所を同行者に背負われて渡っていたことが複数の関係者の話で分かった。同町を10日、視察した今村雅弘復興相は事実を認め謝罪したが、町民からは「災害復興に当たる人の行動とは思えない」「自覚が足りない」などと批判の声が上がった。
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 住民や複数の関係者によると、務台氏は1日、政府調査団の団長として10人以上の同行者と共に、9人が死亡した同町乙茂(おとも)の高齢者グループホームを視察。施設に向かう途中「道の駅いわいずみ」西側の国道455号で、小川があふれ冠水している場所を同行者に背負われ渡った。長靴ではなく丈の短い靴を履いており、国の同行者から促されたらしい。
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 視察では、避難指示を出さなかった町や施設に対し「それぞれに責任があると思う。災害時は空振りは許されるが見逃しは許されないという対応でやっていただきたかった」などと指摘していた。
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 今村復興相は10日の視察後、本社記者に問われ「その話を聞き『何やっているんだ』と叱責した。本人も大変反省している。担当として、おわび申し上げます。申し訳ありませんでした」と陳謝した。
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 松本純防災担当相は9月11日、務台俊介内閣府政務官が台風10号の豪雨被害に遭った岩手県岩泉町を視察した際、職員に背負われて水たまりを渡ったことについて「被災地、被災者の心情への配慮に欠けており、非常に不適切だった」と述べた。岩手県の達増拓也知事と県庁で会談後、記者団の取材に答えた。
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 同時に、務台氏に対して「今後こんなことがないように、口頭で厳しく注意した」と説明した。岩手日報などが9月11日に報じた。
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 菅義偉官房長官は12日午前の記者会見で、務台氏に「緊張感をもって引き続き職務にあたるよう指示した」と明かし、「被災地に出向くのに、長靴を用意していくのは当然のこと。被災地や被災者の心情に配慮に欠けた行為だったと思う」と述べた。
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 務台氏は、自民党所属で長野2区選出の衆院議員(当選2回)。総務省消防庁防災課長などを務めた後、政治家に転身した。8月に発足した第3次安倍内閣第2次改造内閣で、内閣府政務官兼復興政務官に任命された。
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 報道は至極ごもっともだが、代議士的考えであるなら「長靴などは現地が用意するもの」という感覚ではなかったろうか。政務官就任直後に勇んで現地入りしたのだろうが、事前に細かなことをチエックし政務官に教授する事務方はいなかったのだろう。また、務台事務官も現地状況を事前にレクチャーを受けないのは、代議士然とした態度の勢であろう。
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