無料カウンター    2016.08.19.
   台湾:「新南向政策」綱領採択!
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東南アジアや南アジアと関係強化目指す!
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中国大陸依存からの脱却へ!
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 蔡英文総統は8月16日、林全行政院長(首相)や李大維外交部長(外相)らを招いて の「対外経済戦略会談」を開き、中国大陸への依存から脱却し、東南アジアや南アジアな どとの関係強化を目指す「新南向政策」の政策綱領を採択した。5月に発足した蔡政権は 同政策を重要な経済戦略の一つに位置づけている。
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 綱領では、東南アジア諸国連合(ASEAN)や南アジア、豪州、ニュージーランドと経済、科学技術、文化などの分野でつながりを強め、「経済共同体意識」をつくることなどが長期目標として掲げられた。ただ、中華民国(台湾)は現在、中国大陸の圧力によりアジアのどの国とも国交を結べていない。
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 新南向政策について、中華民国工商協進会の林伯豊理事長は17日、方向性は正しいと一 定の評価を示した一方、台湾が外交関係のないASEAN諸国と貿易を行うためには国際社会の 協力が必要で、必然的に中国大陸を重視することになると語った。
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 このほか、与党・民進党の上層部が同政策の「司令官」と見なし、総統府から駐シンガ ポール代表に任命されていた江春男氏が今月上旬、飲酒運転により辞任に追い込まれるな ど、予期せぬ事態も起きている。
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