無料カウンター    2016.07.24.
   能勢ダイオキシン:仲介会社は偽装を認めたが!
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処理業者の見積書は偽造!
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 一廃を産廃に化けさせ、処分した行為は、廃棄物処理法違反に問われるべき重大な違反事件である。大阪府能勢町のごみ焼却施設「豊能郡美化センター」(廃炉)のダイオキシン汚染物が神戸市内の最終処分場に同市に無断で埋め立てられた問題で、神戸市に埋められた廃棄物とは別に、高濃度ダイオキシンを含むドラム缶35本が、今年3月、茨城県稲敷市の研究施設に持ち込まれ無害化されていた。大阪市中央区の仲介業者・KT社から費用をもらって3月頃に1週間ほどかけて高温度で燃焼実験したという。担当者は「試験材料の焼却灰と汚泥との説明しかなく、高濃度の汚染物とは知らずに実験をした。びっくりしている」と話した。が、これらの処分はテスト償却という偽装だろうし、知らなかった訳はない。専門家なのだから。
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 処理業者の提出した見積書が、偽造されていた。大阪・豊能郡環境施設組合が、神戸市西区の環境保全センターに無断でダイオキシン汚染物のドラム缶163本を埋め立てたもの。
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 組合側は9650万円で大阪・大阪市中央区の仲介業者KT社に処理を依頼したが、実際に処理をした神戸市の業者・関西環境建設には姫路市飾磨区のS興業からは294万円しか支払われていなかった。
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 神戸市が見積書を確認したところ、処理業者の印鑑が業者のものではなく書類自体が偽装された疑いがあることが判明。環境建設も印鑑は偽物だと言明。
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 能勢町・山口禎町長は「だまされた」と話した。組合側は仲介業者の刑事告発も検討するとしている。本当に騙されたのか、仲介者の口車に乗って事を進めたのか、刑事事件になってみなければ本当のことはわからない。
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廃棄物処理の流れ

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 新聞に掲載された記事を掲載する。
7月24日
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