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構造形式など検討着手/都の新規連立区間!
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東京都は、道路と鉄道の連続立体交差事業の新規事業化区間として、JR埼京線(十条駅付近)、京浜急行本線(品川駅~北品川駅付近)、西武新宿線(野方駅~井荻駅付近)、同(井荻駅~東伏見駅付近)の3路線4カ所を、社会資本総合整備計画に位置付けた。
2016年度から、各鉄道事業者など関係機関と調整・協力しながら、それぞれ構造形式 や施工方法などの検討に着手する。その後、都市計画などの手続きに入り、一般的には同
計画の位置付けから5、6年ほどで事業認可取得など事業の具体化が見込まれる。
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連続立体交差事業は、市街地で道路と交差している鉄道を一定区間連続して高架化または地下化することで立体化し、踏切の除却や新設交差道路との立体交差化を一挙に実現する。交通渋滞、踏切事故の解消に加え、鉄道で分断されていた市街地の一体化によって市街地再開発、土地区画整理事業を促し、総合的なまちづくりによる都市再生、活性化につながる。
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新規事業化区間のうち、JR埼京線(十条駅付近)は、北区内の同駅を中心に事業延長1.5㎞を計画。補助85号線など6カ所ある踏切を除却する。現在、都市計画素案を策定するなど、事業が先行している。対象地周辺では、北区と十条地区まちづくり全体協議会が、同駅付近沿線まちづくり基本計画を策定するなど、まちづくりの検討を進めている。
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京浜急行本線(品川駅~北品川駅付近)は、港、品川両区にまたがる延長1.7㎞が事 業区間。踏切除却数は、補助162号線など3カ所。品川区では、品川駅南地域の未来を
創る推進協議会が、立体交差化に向けたまちづくりを検討している。
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西武新宿線(野方駅~井荻駅付近)の事業区間は、中野、杉並区の延長3.1㎞。踏切除却数は、補助227号線、同133号線、同215号線など13カ所。中野区は事業化を視野に入れ、野方、都立家政、鷺ノ宮の3駅周辺のまちづくりの検討・支援を推進。地
元では、鷺ノ宮駅周辺地区まちづくり検討会が3月に発足したほか、野方や都立家政の両駅でもそれぞれ、まちづくり検討組織の前身となる準備会の早期立ち上げに向けた準備を進めている。
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同(井荻駅~東伏見駅付近)は、杉並、練馬区と西東京市にまたがる5.1㎞が事業区間で、踏切除却数は19カ所を計画。杉並区内では、下井草駅周辺地区、井荻駅周辺地区、上井草駅周辺地区でまちづくり協議会がまちづくり構想をまとめるとともに、区が各駅
周辺地区まちづくり方針を策定するなど、連立を見据えた検討を加速している。
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都は3路線4カ所を3月30日付で、社会資本総合整備計画に位置付けた。調査は2カ年で進める予定。一般的なスケジュールに当てはめた場合、18年度に都市計画素案、19年度に都市計画案を策定し、20年度の都市計画決定となる見通し。その後、21年度
に事業認可を取得し、事業が本格化することが想定される。ただ、各事業ごとにまちづくりに伴う周辺環境や、鉄道事業者や区市などと調整する中で、それぞれ具体的な整備計画を固めることになる。
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