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   2千億円のジャワ横断鉄道:日本へ・円借款で!
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インドネシア・日本に建設要請へ!
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 インドネシア政府はジャワ島を横断する鉄道の建設を日本に要請する。首都ジャカルタと第2の都市スラバヤの間(約750km)を現在の半分以下の5時間台で結ぶ計画で、総事業費は2000億円前後となる見通し。日本は円借款の提供を軸に協力を検討する。
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 ジョナン運輸相ら複数の政権幹部が5月25日までに日本経済新聞の取材に計画を認めた。主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)の拡大会合に出席するため訪日するジョコ大統領が安倍晋三首相に計画を説明する方針という。インドネシア側は年内にも契約をまとめたい考えで、2017年着工、19年までの完成をめざす。
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 東海道・山陽新幹線の東京~岡山間に匹敵する距離の大型事業となる。すでにある国鉄路線を活用する方式で、踏切をなくすほか、信号など制御システムを更新し、最高速度を現在の時速約70kmから同150km程度に上げる。高速・省エネ化のために車両の改修や新造も検討事項に挙がる。
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 日本は20年までにインフラ輸出額を10年比で3倍の30兆円にする目標を掲げ、アジアでの質の高いインフラ投資を重視している。インドネシア側には遅れ気味だったジョコ政権のインフラ開発を前進させる狙いがあり、日本の高い工程管理能力などに期待している。
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 ジャワ島横断鉄道が完成すれば、ジョコ政権19年までに計画する約3200kmの鉄道建設のうち約4分の1が完了する。
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 両国は西ジャワ州パティンバンの大型港湾、中部ジャワ州バタンの火力発電所の建設でも協力を加速する。日本はユドヨノ前政権とジャカルタ―バンドン間(約140km)を結ぶ新幹線方式の高速鉄道建設を計画していたが、ジョコ政権下で中国との受注競争に敗れた経緯がある。
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 既存鉄道の改良と一部車両の新設は中国では無理なこと。運行システムを含めたインドネシアの鉄道運行システムは、これからの近代化のためにも重要なこと。アジアの国々も日本の施工方法を良く見て、自国でどのように鉄道インフラを進めるべきか参考になるはず。
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