無料カウンター    2016.05.20.
   救いようがない東亜建設工業:次々改ざん!
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未完の工法・それでも受注!
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世間では・詐欺施工と言うのだ!
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 「失敗できない」というプレッシャーがデータ改ざんにつながったと、他人事のような言 い訳。2回目の言い訳会見で、東亜建設工業の松尾正臣社長は幹部連中と深々と頭を下げたが、下げた頭の目の先は会見用のペーパーに目が行き、手元は枚数を数えるという「口先だけの会見」をみて、国民はあきれていたであろうが、ついに出てきました「港湾工事でも改ざん」という出来の悪さ。
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 「管理体制の甘さが原因」。羽田空港滑走路の耐震工事のデータ改ざん問題で、東亜建設工業の松尾正臣社長と役員ら4人は6日の記者会見で、「重大なコンプライアンス(法令順守)違反と受け止める」と述べ、深々と頭を下げて謝罪した。
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 松尾社長は、施工開始当時東京支店長だった鈴木清剛常務が、施工不良を知りながら、隠蔽して工事を続行する方針を示していたと説明。隠蔽について鈴木清剛元支店長は、「新しく開発した工法を用いており、失敗したら今後、工事が取れなくなるというプレッシャーがあった」と説明しているという。
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 施工中に就任した越智支店長も「引き継ぐ時に『失敗できない』と聞いた」と話しているとされ、データ改ざんは複数回行われていたとみられている。松尾社長は幹部が隠蔽を黙認したのか指示したのかは調査中とした。その上で、「現場に『失敗できない』と言い続けていたようだ。それも隠蔽の一因になったのでは」と指摘した。
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 4月に施工不良があったと下請け業者の作業員からの報告で問題が発覚。
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 東亜建設工業が空港の地盤改良工事でデータを改ざんしていた問題で、石井啓一国土交通相は5月17日、閣議後の記者会見で、原因の究明や再発防止策を議論する有識者委員会を設置する方針を明らかにし、同省が発注した工事の進捗状況の確認体制の見直しについても議論し、対策をまとめる。
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 東亜建設工業は羽田、福岡、松山の3空港の誘導路と滑走路の地盤改良工事で、液状化を防ぐ薬液の注入量のデータを改ざんし、計画通り実施したと虚偽の報告をしていた。実際は計画の5~50%程度しか注入されていなかった。同社に対しても他の工事で同様の改ざんがないかどうか20日までに報告するよう求めている。
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 東亜建設工業が空港の地盤改良工事以外の港湾地盤改良工事でもデータを改ざんし、計 画通りに工事が完了したとの虚偽報告をしていたことが分かった。
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 不正があったのは東亜建設が独自開発した「バルーングラウト工法」。地中に薬液を注入し、直径約2mの薬液の塊を作ることで地中の水分をはじき出し、大地震の際に地盤の液状化を防ぐ。
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 これまで、羽田、福岡、松山の3空港で同社が手掛けた同工法の工事5件でデータを改ざんしていたことが判明。
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 関係者によると、同社は港湾の岸壁などの工事でも、バルーン工法を用いた地盤改良工事を国や自治体から14件受注。この中には3空港と同様、予定していた薬液量を注入できていないにもかかわらず、データを改ざんして全部注入できたと報告したケースがあった。
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 同社は民間工事でも、臨海部のコンビナートなど26件を同じ工法で施工している。これらについても改ざんの有無を調査中で、不正がさらに拡大する可能性もある。
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 国交省は有識者会議を設け、原因究明や再発防止策を検討する方針。建設業法に基づく営業停止処分も検討している。
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 施工で問題が起きることは分かっていてなぜ、欠点を改良し技術が完成するまで受注を控えなかったのか。未完のまま、工事を受注し、効力が半減するのを分かってデータ改ざんし、完成として工事費を受け取っているなら「工法詐欺」と言われても仕方ないだろう。
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 国土交通省も、あまりにもやり方が汚い東亜建設工業のやり方に、短期間のペナルティでお茶を濁すようなことでは、同等の工法詐欺が発生したばあい、甘いお仕置きで済ませるのだろうか。
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 全面やり直しを即刻命じ、やり直し工事が完了するまで、入札指名停止にすべきだ。
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